2年連続の最下位ながら、今年のオフシーズンで、中日・立浪和義監督(54)が注目を集めそうだ。(中略)

 2年連続最下位、最低勝率、借金30。立浪監督は「ドラゴンズ史上“最弱”の指揮官」の汚名も着せられるのだ。だが、それでも立浪監督がクビになりそうな気配がない。

「今オフの補強も立浪監督がトップダウンで決めるはずです。ドラフト会議、トレード、外国人選手の補強、現役ドラフトもみんな立浪監督の希望するタイプの選手が集められるでしょう。だからこそ、オフは立浪監督と一番に話がしたいんです」

 他球団のスタッフからそんな声も聞こえてきた。というのも理由がある。立浪監督が獲得した外国人選手はイマイチだったが、トレードと現役ドラフトに関しては大成功しているからだ。

立浪ドラゴンズは最高の戦力供給源

 とくに、現役ドラフトで獲得した細川成也(25)、シーズン途中にトレード獲得した宇佐見真吾(30)の2人は4番も任されたほど。立浪監督の「日本人選手を見極める眼力」は流石だが、注目すべき点がもう一つある。放出された元中日選手も移籍先で活躍し、“幸せ”になっていること。つまり、積極的なトレードを仕掛けてくる立浪流は、他球団にとっては最高の戦力供給源でもあるのだ。

「立浪監督がこれまで放出した選手にはある傾向が見られます。彼に干された選手です。京田陽太(29=DeNA)がまさしくそうでしたが、宇佐見との交換トレードで放出された郡司裕也(25=日本ハム)もそうでした。郡司は開幕一軍だったのに、出場チャンスももらえず、そのままファーム落ち。二軍で悶々としていたら、案の定」(前出・名古屋在住記者)

 今季、出場機会を失った、あるいは激減した中日選手といえば、真っ先に浮かぶのが、ダヤン・ビシエド(34)だ。

「高橋周平(29)も『放出要員』のようです。21年シーズンは137試合に出場しましたが、立浪監督が就任した22年は78試合に激減しました。今季も169打席しかありません。ホームラン、打点は高くありませんが、サードだけでなく、二遊間も守れるし、20年シーズンでは3割を打っています。サードを明け渡した石川昂弥(22)を育てるのが優先となると、高橋も……」(前出・同)

続きはソースで
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/09140631/?all=1