二宮和也のTBS主演ドラマ続編がお蔵入り危機…一方でNHK「ザ少年倶楽部」続行に疑問の声

 故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害を認め、謝罪したジャニーズ事務所の記者会見後、一斉に起こった大手ス
ポンサーの“ジャニーズ離れ”がテレビ出演にも波及し始めている。

 Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(36)と笑福亭鶴瓶(71)がMCを務める、トークバラエティー番組「A-Studio+」(TBS
系)のゲスト出演の見合わせが報じられたのが、Sexy Zoneの中島健人(29)。

 同局は、これについて「制作過程については従来お答えしておりませんが、収録中止ではなく延期と聞いています」
と回答しているが、ジャニー氏の性加害への長年の沈黙と、同事務所との癒着や忖度が指摘されている民放キー局でも、
ジャニーズタレントの出演回避の動きが見られる。

「MCの藤ヶ谷を途中降板させるのは不自然なため、せめてゲスト出演だけでもジャニーズ色を消そうという動きだと思
われます。一部では同番組のスポンサーを務める花王の意向だと言われてますが、TBSがスポンサーに忖度しての延期
のようです。ジャニーズは新社長に東山紀之を就任させて、今後の対策を次々に発表してますが、どれもが付け焼刃。
株主としてジャニーズを掌握する藤島ジュリー景子氏は社長を退いただけで、社名も変えず役員として残っている。企
業としては不信感を拭えないでしょう」(スポーツ紙記者)

 降板、見送りドミノがCMだけでなく番組出演にも及ぶ中、主演ドラマが暗礁に乗り上げていると言われているのが、
二宮和也(40)だ。TBS関係者はこう話す。

「続編の話が持ち上がっていた、二宮主演の日曜劇場『ブラックぺアン』です。『VIVANT』で改めて演技力を見せつけ
た二宮でしたが、同枠のスポンサーの一つは、ジャニーズのタレントを起用しない方針を出した日本生命ですからね。
ニッセイが首を縦に振らない可能性が高くなっています」

 2018年に放送された医療ドラマ「ブラックぺアン」は、全話平均視聴率14.3%を記録。その4年後に放送された同枠
の二宮主演「マイファミリー」は同12.88%をマークしている。

「『VIVANT』では脇役でしたが、テロ組織テントのリーダー、ノゴーン・ベキ(役所広司)の血のつながりがない息子
を演じ、再び高い評価を得た二宮は今や高視聴率男の名をほしいままにしています。しかし、日曜劇場ではしばらく二
宮の演技は見られないかもしれません」(芸能ライター)

■いまだジャニーズ単独番組を続けるNHK

一方、放送見直しの声が根強いのが、NHKの音楽バラエティー番組「ザ少年倶楽部」とNHKEテレの教養バラエティー番
組「バリューの真実」だ。「ザ少年倶楽部」はジャニーズJr.をメインに、ジャニーズ事務所所属の歌手、タレントが
多数出演している番組で、2000年4月から放送されているNHKの長寿番組だ。

「いちプロダクションのタレントだけを売り出す番組を公共放送がやるのはおかしいという声は、スタート時点からあ
りました。それに同番組は国外でも放送されています。ジャニー氏の性加害問題が再びクローズアップされてから、即
刻放送中止すべきという声が受信契約者から多数来ているといいます」(NHK番組制作関係者)

 2020年スタートの「バリューの真実」は、ジャニーズ事務所の人気グループSixTONESの初MC番組で、2022年4月5日か
らレギュラー放送されている。

「創業者の長年の性加害の責任が問われているジャニーズ事務所のグループが、教養バラエティーの司会と務めるのは
ファンではない視聴者にとって納得が行かないでしょう。これら2つの番組を継続させるようなら、受信契約者離れが
起こらないとも限りません」(前出・芸能ライター)

「タレントに罪はない」というが、これ以上所属タレントの活動に実害を及ぼさないためにも、大手化粧品メーカーの
コーセーが進言しているように、ジャニーズ事務所はタレントの移籍先を早急に準備して解散すべきだ。
https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_977562/?p=1