朝日新聞2023年9月13日 17時30分
https://www.asahi.com/articles/ASR9F54Z9R9DULFA01G.html

俳優らの約2割がセクハラを受けたことがある――。こうした実態調査の結果が、厚生労働省が10月に公表予定の2023年版「過労死等防止対策白書」の原案に盛り込まれていることがわかった。

この白書は毎年発行されているが、芸能分野のハラスメントの調査結果を盛り込んだのは初めて。白書は過労死を防ぐため、長時間労働やメンタルヘルス対策のほか、過労自死の原因にもなるハラスメント被害などについて分析している。

調査は、芸術・芸能界で働く640人を対象に実施。このうち、俳優・スタントマンで、セクハラ被害を受けた人は20・4%。最も多い被害は「性的関係を迫られた」で、11・1%だった。

このほか、「仕事の関係者に必要以上に体を触られた」(10・2%)、「恥ずかしいと感じるほどの体の露出をさせられた」(9・3%)、「羞恥(しゅうち)心を感じる性的な実演をしなければならない」(8・3%)と続いた。(三浦惇平)


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