丸亀製麺などを運営するトリドールが13日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、今後の所属タレントの起用を見送る方針を示した。

 同社は、丸亀製麺のコラボ商品開発やキッチンカープロジェクト、企業広告などでTOKIOを起用していた。同社は、スポーツ報知の取材に同問題を受けて「ジャニー喜多川元社長による性加害は、当社グループで掲げている人権方針に反することであり、誠に遺憾です」と厳しく非難した。 今後のTOKIOなど所属タレントの起用については「今後の所属タレントの起用については、事務所の取り組み状況を注視し、適切な対応がとられるまで見送る方針です。ジャニーズ事務所に対して、再発防止策の徹底と被害者への真摯な対応を求めてまいります」とした。

 同問題を巡り、東京海上日動、サントリーホールディングス(HD)、アサヒグループHD、キリンHD、日産自動車、日本マクドナルド、第一三共ヘルスケア、花王などが同様に同事務所と新たな契約を結ばない方針を明らかにしている。

 一方で、対応を「協議中」とする企業が多数を占め、他社の動きや世論の風向きを注視しているとみられる。また、新たに同事務所とCMなどの契約を結んでいる企業もあり、対応が分かれる形となっている。

報知新聞社
https://news.yahoo.co.jp/articles/55a7d4d21c90fe5e1aa2535cd9a0cc35d23f5fa1