トーチュー2023年9月10日 21時00分
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ハロー!プロジェクト(通称ハロプロ)の25周年記念コンサートが、9日と10日の2日間にわたって東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。10日は現役グループのメンバー76人が総出演し、モーニング娘。を中心とした卒業生19人もステージに集結。ハロプロの看板を受け継いできた新旧メンバーによる豪華コラボレーションが実現した。

第1号タレントの平家みちよと、モーニング娘。の合同ファンクラブ「Hello!」として1998年に産声を上げたハロプロ。現在は芸能事務所「アップフロントプロモーション」に所属する女性アイドルグループとタレントの総称になっている。看板グループともいえるモー娘。は98年に1期メンバーが始動し、最新の17期メンバーまで47人が看板を受け継いできた。

今回、総合司会を務めたのは初代リーダーの中澤裕子(50)と、5期メンバーで現在はフリーアナウンサーとして活躍する紺野あさ美(36)。中澤は紺野から「会場の雰囲気いかがですか?」と問われるやいなや「感無量です…」といきなり涙ぐんだが「きょうは泣かない。最年長ですから!」と軌道修正。すると紺野が「私たちが現役のころ、10代だったので中澤さんを三十路(みそじ)イジリさせていただいたんですけど、今は大御所。怖くてイジれない」と笑わせた。

ステージでは懐かしのユニットが復活。ハロプロの周年イヤーなどに期間限定で復活する「太陽とシスコムーン」(2000年解散)は4年ぶりにパフォーマンスを披露。石川梨華(38)と三好絵梨香(38)は、元カントリー・ガールズの稲場愛香(25)を加えて「美勇伝」の「カッチョイイゼ! JAPAN」など2曲を歌唱した。石川は「今のこのすごい気持ちをひと言で表していいですか? 『ハッピー!』」とシャウトした。

辻希美(36)は、自身がメンバーだった「ミニモニ。」として矢口真里(40)らとともに「ミニモニ。ジャンケンぴょん!」を歌ったほか、石川や矢口、紺野がかつて所属した4人組の「タンポポ」にも助っ人メンバーとして参加し「恋をしちゃいました!」を披露し、ファンから大声援を浴びた。タンポポのメンバーには入れなかったが、いつでも入れるようにずっと練習していたという秘話を明かした上で「それが(ハロプロ)25年のきょう、かないました!」と喜びを爆発させていた。

クライマックスでは、保田圭(42)、市井紗耶香(39)、高橋愛(36)、道重さゆみ(34)、田中れいな(33)らも加わってモー娘。卒業生9人のみで「恋愛レボリューション21」を披露し、会場のボルテージは最高潮に達した。