2023年9月7日 22時16分 デイリースポーツ
 ジャニー喜多川氏について悲痛な思いを語る井ノ原快彦(撮影・伊藤笙子)
写真拡大

 ジャニーズ事務所の会見が7日、都内で開かれ、5日付けで社長を辞任した藤島ジュリー景子氏、新社長に就任した東山紀之、昨年11月にジャニーズアイランドの社長に就任した井ノ原快彦が出席した。午後2時から4時間10分に及んだ会見。スーツにメガネ姿の井ノ原は、終始、分かりやすい言葉で、率直に語った。

 創業者の故ジャニー喜多川氏(2019年死去)の性加害問題について質問されると、「小学校6年生のころにジャニーズ事務所に入りました。その時すでにそういった(暴露)本が出ていまして、周りもみんな、仲間たちも『そうなのかな?』っていうようなウワサはしてましたね。『そうなったらどうしよう』っていう話もしてました」と入所時、すでにウワサがあり、不安に思っていたことを告白。

 「ただ、被害に遭われた方が相談に乗ってくるとか、そういうことができない空気はあったと思います」と当時を振り返り、小学生、中学生だった自分たちが「おかしいんじゃないか」と言えなかったことに「今となっては後悔しております」と悔やんだ。

 そして「言い訳になるかもしれませんけれども、何だか得体の知れない、それには触れてはいけない空気というのはありました」とも話した。

 会見では、ジャニー氏の姉で、ジャニーズの名誉会長だった藤島メリー泰子氏(21年死去)についても、かなり踏み込んで語った。

 「礼儀作法だったり、非常に細かく教えていただいた、とは思っております。めちゃめちゃ怖かったです」と語った後、続けて「いい意味でも、悪い意味でも、めっちゃ怖い人だったな、と。そうした怖さとか、そういう部分がみんなを萎縮させてしまって、忖度が働いたりと、そういう部分はあったんじゃないかな、と思います」。

https://news.livedoor.com/article/detail/24946532/