イタリアサッカー連盟は8月19日、カルロ・マッツォーネ氏が86歳で亡くなったことを明らかにした。イタリアでは今週末のすべての試合で開始前に黙とうがささげられることになった。

【画像】ペルージャ時代のマッツォーネと中田英寿

 現役時代にラティーナ、ローマ、スパル、シエナ、アスコリに在籍したマッツォーネ氏は、アスコリ、フィオレンティーナ、カタンザーロ、ボローニャ、レッチェ、ペスカーラ、カリアリ、ローマ、ナポリ、ペルージャ、ブレシア、リボルノと、数多くのクラブで指導してきた。

 ローマのフランチェスコ・トッティ、ブレシアのロベルト・バッジョやジョゼップ・グアルディオラ、アンドレア・ピルロなど、その薫陶を受けたレジェンドは数知れない。ペルージャとボローニャでは中田英寿も指導を受けている。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』は、SNSや同国メディアなどでレジェンドたちから寄せられた追悼メッセージを紹介した。

フランチェスコ・トッティ
「あなたは私の心にずっといます。私のためにしてくれたすべてに感謝しています」

ジュゼッペ・シニョーリ
「出会ったのはキャリアで最も困難な時期でしたが、素晴らしい幸運だったと思います。私にとってあなたは父でした。すべてに感謝しています。安らかに。大きな愛情とともにずっと忘れません」


アンドレア・ピルロ
「たくさんの恩があります。あなたと出会い、人として、選手として成長させてもらったことを、誇りに思っています。カルレット、改めて、すべてに感謝しています」

ジャンルイジ・ブッフォン
「サッカーのアイコンを代表し、心をつかまれた人物だった。チームに注ぐすさまじい情熱は、本当に唯一無二で繰り返せないものだった。彼が亡くなったとの知らせは、埋めることのできない空虚を残す。だが、彼の影響は永遠に生き続けるだろう」

ロベルト・バッジョ
「あなたが監督だったのはファンタスティックでした。誠実で正直なあなたを知ることができたのは素晴らしいことでした。一緒に過ごした時間があまりにも少なかったですね。あなたが好きだった大勢の人の愛は、永遠にあなたとともにあると確信しています。あなたのように常に一貫し、誠実で正真正銘の模範が必要であろう世界における、類まれな宝石でした。親愛なる監督、あなたと出会えて最高でした。最高に美しい光の中で、ふさわしい安らかな永遠の旅となるのを願います」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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