※8/18(金) 10:20配信
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 元銭湯絵師見習いでモデルの勝海麻衣さんが7月18日、4年に渡った誹謗中傷との闘いに区切りをつけた。銭湯アイドル・湯島ちょこ氏を訴えた民事訴訟で、相手に損害賠償を命じる判決が下った。これより前の刑事裁判でも被告に有罪判決が出ており、湯島氏の投稿は誹謗中傷と判断された。一時は心身が衰弱し、遺書を書くほど追い込まれた。現在も精神科に通い、リハビリの渦中にある。今、インターネット上の匿名の誹謗中傷をきっかけに命を落とす事例が続いている。誹謗中傷を減らすために、社会は何をすればいいのか。率直な思いを聞いた。

「騒動前、私はネットはバーチャルの世界であり、現実世界とは切り離されていると考えていましたが、実際はその先に人がいて、悪意を持って打ち込んでいると騒動後に実感しました。その誹謗中傷に対して、同意するコメントがたくさんついているのも見て、ショックを受けた覚えがあります。今まで受けた衝撃的な言葉たちは、かえしの付いてる矢のように抜けないです。日本中の人が非難して排除しようとしていると思いこませるほどの強い悪意は人を簡単に壊すと思います」

 勝海さんは誹謗中傷の怖さについて、こう警鐘を鳴らす。

 投稿した本人だけでなく、誹謗中傷を支持し、拡散に協力する人がいる。袋だたきにされているようだった。

「見ている側としたら、すごく膨大な人数の方が同じことを思っているという気持ちになるんですね。誹謗中傷した人は1人かもしれないけど、みんなで『わあ、そうだよね』と言っているように感じます。それを見たときに、『もう私はいなくなったほうがいいんだ』と思う方がいるのは理解できます」

 騒動から丸4年が経過した。裁判も終わったが、精神科に通い続けている。スマートフォンは持っているものの、SNSへの怖さから、ネットで書き込みを見るときは慎重になる。

「自分の名前は検索できないです。銭湯絵も検索できないですね」

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