8/13(日) 16:00配信

 古舘伊知郎が、8月11日公開の自身のYouTubeチャンネルで、「自民党女性局のフランス視察」への批判について「目くらまし」との私見を語った。

 今井絵理子参院議員が7月24日、自身のX(Twitter)に《女性局メンバー38名、無事にフランス到着!!》と投稿。また、松川るい参院議員は7月27日、Xにエッフェル塔前での女性局メンバーとの記念撮影の写真を掲載し、観光旅行ととられかねない状況に批判の声があふれた。

 古舘はこの騒動に「海外視察をしても、ネットにあげてなかったら許しちゃうのか。ああいうものは、昔もいまも必ずやるんです」と語った。

 さらに、岸田文雄首相の長男で政務担当の秘書官を務めていた翔太郎氏が、2022年末に首相公邸で親族らと「忘年会」を開き、記念撮影をしていたことが大いに批判を浴び、秘書官を辞職することになった問題にもふれ「大きい、小さいでいうと、小さめのことで怒って、我々は“情報インパクト難民”になってる」と、叩きやすい炎上ネタの不祥事などに目を奪われすぎていると指摘した。

「『悪い子はいねえか』と(必死に探す)“情報なまはげ”になって、別のことがあるとケロッと忘れている」と古舘節を披露。

「いちばん気にするべきは防衛費。GDP比おそよ500兆円のうち、1%という枠組みがあったのが、急に2%と倍になった。23年度からの5年間で総額43兆円になる」と、急に2倍になった防衛費のほうが問題だと主張した。

「『うちのいろんな武器を買わなきゃいけないだろ』と、アメリカから言われたとか、言われていないとか」と背景を推測。「いいんですかね? おかしいと思っている!」と、語気を強めていた。

 古舘の問題提起に、YouTubeのコメント欄にはさまざまな声が書き込まれた。

《流石は古舘さんご慧眼ですねーー。大局を見ないとですよね》

《古舘さん素晴らしいご意見 有難うございます 一番スッキリはいってきました》

《古舘さんの言う通りです モヤモヤ イライラ まとめて解説ありがとうございます》

「古舘さんは今回の動画で、さらに『台湾有事』が起きた際には『日本も集団的自衛権で出ていかなきゃいけない』と説明していました。

『敵基地攻撃能力を反撃能力と言い換えて、日本にミサイルが飛んでくるとわかった段階で先制攻撃をかけることには、私はクエスチョン(疑問がある)』と日本の“専守防衛”のあり方にも話を広げました。

 また少子化対策、防衛費に多額の税金を使う点に『どの税金を使うのかを言わない。それでズルズルやることにもっと怒っていい』と持論を展開していました」(週刊誌記者)

 ニュースキャスター時代、地上波では言えなかった本音を、古舘はいまYouTubeで爆発させているようだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/648423e5302e8e2a5df497e1bbebee6391919a1c