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2023年8月8日 21時56分

日本大学アメリカンフットボール部の学生寮(東京都中野区)から違法薬物が見つかり、部員が逮捕された事件を受け、日大は8日、都内で記者会見を開いた。日大は、大麻とみられる植物片を発見してから警視庁に報告するまでに12日かかったことについて「部員に自首させたかった」と説明。さらに昨秋、「大麻と思われるものを吸った」と申告した部員がいたが、今年7月まで担当副学長に報告が上がっていなかったことも明らかになった。

林真理子理事長は会見場に入ると、報道陣に向かって一礼。会見冒頭、「心から深くおわび申し上げます」と謝罪した。その後、酒井健夫学長と元検事の沢田康広副学長が中心となって事件の経緯を説明した。

日大によると、6月30日に警視庁から、アメフト部寮で大麻の使用疑惑があるとの連絡があった。大学側が調べたが違法薬物は見つからなかった。7月6日にも警視庁から同様の連絡があり、日大側が「大学で調査させてほしい」と伝えると、「ゆだねる」と言われたという。同日、再度調べると、寮のベッドに備え付けられた収納箱の中から、茶葉のような植物片が付着したポリ袋が入った入れ物が見つかった。

■理事長宛てに手紙 昨秋から情報提供

入れ物を回収した沢田副学長は「大麻かもしれない」と思ったものの、警視庁に報告したのは12日後の18日。遅れた理由について、質問が相次ぎ、沢田副学長は「我々は教育機関。学生にきちっと反省させて、自首させたいと考えていた。7月6日に本人にヒアリングしたが、自首できる状況ではなかった」と説明。

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■林理事長「私はスポーツの組織がわからない。遠慮があった」

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林理事長は「就任1年の会見で改革は6合目と話したが、かなり後ずさりしてしまった感は免れない」と述べた。「私はスポーツの組織がわからないし、はっきり言って遠慮があった。体制の欠陥の指摘を謙虚に受け止める」と話した。(狩野浩平、榊原一生、御船紗子)

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★1:2023/08/08(火) 15:24:20.25
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