2023年7月11日 12:59
東スポWEB
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/269261?page=1
https://tokyo-sports.ismcdn.jp/mwimgs/a/a/400w/img_aa03b61d3eeb0830c7a8a3e40b4c2a01195144.jpg

 お笑いタレントのラサール石井(67)が11日、ツイッターを更新。米国のウクライナへのクラスター弾の供与決定に対する日本政府の姿勢を批判した。

 クラスター弾は多数の小型爆弾が広範囲に飛び散る兵器。飛び散った小型爆弾は着弾とともに爆発するが、相当数が不発に終わるため、後日、誰かに踏まれた際に爆発し死傷させる可能性がある。殺傷能力が高い上に、不発弾のリスクがあるため、非人道的兵器として、英国、ドイツ、日本など100か国以上がクラスター弾の製造や使用を禁止するオスロ条約に加盟している。ただし、米国、ロシア、ウクライナは加わっていない。

 今回の米国の決定に松野博一官房長官は「2国間のやり取りであり、コメントは差し控えたい」と述べ、両国が民間人への被害を最小限に抑える方策を確認しているという。

 ラサールは「クラスターは最大限の被害を与えるためにつくられている。『被害を最小限にとどめる』できる訳ないじゃん!」と日本政府の姿勢を批判。

 その上で「ならばクラスターには反対するのが理屈に合ってる。たまにはアメリカになんか反対してみろよ」と提言している。

 ウクライナ戦争ではロシア、ウクライナ双方がクラスター弾を使用してきたと言われる。ウクライナ側の弾薬が不足してきたため、米国の供与が決定されたというが、NATO加盟国でもこの決定に反対する声が出ている。