https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/07/07/kiji/20230707s00041000359000c.htm
2023年7月7日 15:14

フジテレビは7日、東京・台場の同局で定例社長会見を行い、6月16日に大麻取締法違反容疑で逮捕された俳優の永山絢斗被告(34)が出演している映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編―決戦―」の公開について説明した。

永山被告が先月16日に逮捕されたことを受け、製作委員会が2部作の前編で公開中だった「…運命」の続映も含め協議。結果、予定通り同30日に予定通り封切られた。

大多亮専務は「本当に残念なことだと思っていますし、大麻所持というのは決して許されることではない」とした上で、公開の理由については「今回の事件は、永山被告個人の問題で、個人と作品は別のものである」と説明。事件後、公開を望む問い合わせやSNSの声が多く寄せられたことを明かし「総合的な判断」で公開に至ったとした。

さらに「無料でやるものと、有料であるということも判断材料の非常に大きなファクター」として、永山被告の出演作のFOD(フジテレビオンデマンド)の配信についても継続する意向を示した。母親に対する自殺ほう助容疑で警視庁に逮捕された市川猿之助本名喜熨斗=きのし=孝彦)容疑者の出演作についても、大多専務は「配信の方は止めてないです」と話した。

なお、FODで永山被告・猿之助容疑者の出演作の配信を続けていることに、苦情などは「(大多氏の耳に入っているのは)今のところないですね」という。テレビ放送には少なからずそうした声があるとした一方で、配信には特に反発の動きは見られないとした。