J1札幌は5日、公式サイトで1日に行われた神戸戦で座席をめぐって混乱が起きたことを謝罪した。

試合はアウェーのノエビアスタジアム神戸で行われ、1-1で引き分け。神戸にとっては、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(39)の
ラストマッチだった。

発表によると、本来指定席であるビジターシートが札幌サポーターの呼びかけにより自由席として使用されていた。ビジターシートの
チケットを持った多数の観客が、自身の購入した座席に着席できない事象が発生したという。

「サポーターの誘導により、多くの方が本来の指定席以外に着席している状況となり、ヴィッセル神戸様におかれましてはその状況から
正しい指定席への誘導を安全に行うことは困難であるとの判断がございました。その後、ヴィッセル神戸様のご配慮により、着席できていない
お客様には緩衝帯エリアの一部を開放することで座席を確保していただきましたが、購入したご自身の座席で試合を観戦できないという混乱が
生じました」と報告した。

チームとしては「7月1日(土)第19節ヴィッセル神戸戦に向けて応援を統率する一部のサポーターとゴール裏の雰囲気づくりに関して
コミュニケーションを取っておりましたが、その中で指定席から自由席への変更を認めた事実はございません。また、ヴィッセル神戸様も同様に
指定席から自由席への変更を認めていないことを確認しております」とした上で、「しかしながらヴィッセル神戸戦当日のビジターシート内の動向を
弊クラブが把握できていなかったため、今回の事案が発生し全ての責任はクラブの管理不足によるものだと認識しております。本件により、
ビジターシートのチケットをご購入のお客様に大変ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

今後に向け「アウェイゲームでの札幌応援エリアの雰囲気づくりに関して、応援を統率する一部のサポーターと動向を含めて事前確認の実施を
徹底し、再発防止に努めてまいります」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/50c1064f04664a42e49c3c26bb37366c6760aa5e