>>559
次に、支出の削減についてでありますけれども、支出全体の削減につきましては、商品の仕入れや、野球モードからサッカーモードに場面転換する費用など、売上高の減少に連動するものが中心でありまして、業務委託費の見直しにつきましては、施設運営やイベント開催に支障のない範囲で行っているものであります。こうした取組を通じ、今後の支出額は年間約19億円となる見込みであります。

 収支構造の転換を図り、安定した黒字化を実現することで、市民に愛される札幌ドームであり続けられるよう最大限の努力をしてまいりたいと考えております。

 次に、3点目の札幌ドーム周辺地域におけるスポーツ交流拠点基本構想についてであります。
 初めに、高次機能交流拠点の見直しについてでありますが、札幌ドーム周辺は、日本ハムファイターズがドームを本拠地とするより前の2000年に策定をいたしました第4次札幌市長期総合計画から、スポーツ文化や集客交流産業の振興に関わる拠点と位置づけており、同球団の移転を理由に高次機能交流拠点の位置づけを見直す考えはございません。

 次に、2030年北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会招致に向けた活用案についてでありますけれども、市民が抱いていらっしゃる費用負担などの不安や懸念を払拭するため、様々な機会を通じて市民との対話を重ねるなどの取組を進めながら、次のステップに向けて招致活動を継続してまいります。
 あわせて、高次機能交流拠点であります札幌ドーム周辺の機能向上を進めていく中で、オリンピック・パラリンピックへの活用方法を引き続き検討してまいります。
 私からは、以上であります。