北海道コンサドーレ札幌のDF西大伍が6月21日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。スタジアムでの応援について語った。

 試合中のファン・サポーターから受ける声援で、西は「基本的に選手は、プレーに対して声を上げてほしい。歌の途中でもチャンスになったら『わあ!』と勝手に(歓声が)起こる。
そういうのが一番嬉しい。良いトラップした瞬間に『おお!』とか、プレーに反応してほしい」と要望する。

 チャントは「分からない人も多いので、シンプルなみんなで歌えるのが、良いタイミングで出たら気持ちいい」という。
具体例に自身が過去に在籍した浦和レッズを挙げる。

「『ウィーアーレッズ』は、めっちゃ簡単。だから全員が歌える。ゴール裏だけでなく、みんなで。だから、あれだけ声が出る。本当に気持ちいい。アウェーの選手で、聞いていても気持ちいい」

 一方、ファン・サポーターの抗議による応援ボイコットや、試合後の選手らが乗ったバスを囲む行動には、否定的な見解を示す。

 ボイコットに関しては、試合での観客の重要性を理由に挙げた。
 
「見ているお客さんを含めて試合。応援もそう。それが楽しくて来るという人も多いと思うし。
初めて試合に来た人、招待してきてくれた人に話を聞くと『応援がすごくて楽しかった』とか結構聞く。
自分たちも試合を作る一員だと思えば、応援しないのは、違うと思う」

 選手にとってファン・サポーターは“仲間”でもある。

「応援してくれる皆さんも、チームメイトみたいに思っている。チームメイトだとしたら、ボイコットはありえないので、ちょっと、あのやり方は違うかなと思う。応援したくいなら、スタジアムに来ないのが一番良いのではと思う」

 バス囲みについては「選手も負けたら悔しい。サポーターの人が悔しいのも分かっているし、本当に応援しているなら、早く帰って休ませたほうが良いのではと、合理的になってしまう」と述べた。

 35歳の熟練DFが、選手目線でファン・サポーターへの本音を明かした。

6/22(木) 13:07配信 サッカーダイジェスト
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