※2023年6月19日 06:00
東スポWEB

 西武が交流戦を最下位で終えた。21日に迫った西武ホールディングス(HD)の株主総会が「グループのシンボル」であるライオンズの低迷、不祥事でタフな状況となりそうだ。

 西武HD体制となった2006年以降、07年の裏金問題発覚や13年の米投資ファンド・サーベラスグループからの球団売却提案騒動、そしてHDが経営的に大打撃を受けた20年から約3年にも及んだコロナ危機など、身売りの噂が出るたび、後藤高志オーナー(74)は「ライオンズはグループ再生のシンボル、西武グループが総力を結集してライオンズをサポートしていく」とこれを完全否定。グループ内外に両者の一蓮托生ぶりを印象づけてきた。

 しかし、今回のチームの低迷は辻前監督の退任を1年遅らせ、満を持して実現した松井稼頭央政権の1年目、わずか3か月強での出来事だ。

 バックアップを約束したオーナーサイドに対し、実質的には森友哉捕手流出の代替補強が近藤健介外野手のFA獲得の失敗で頓挫したこと。また新外国人補強もマキノン、ペイトンの低迷で成果を挙げておらず、今交流戦での低迷で球団やオーナーへの批判、指揮を執る松井監督への不満などファンのストレスも頂点に達している。

 先日14日の巨人戦で金子侑司外野手(33)に対する「働け」コールなどは、そうした背景があっての現象であることは否定できない。

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