高岡蒼佑が18日、格闘技大会「競拳23」(25日、大阪・堺市産業振興センター)で対戦する後藤真希の弟・後藤祐樹と会見し、意気込みを語った。

 高岡は1月大会を終えた後にリングから降りる覚悟を決めていたが、直後に同大会を主宰する若野康玄会長が急逝。エグゼグティブ・アドバイザーに就任したが、「試合をしないでイスに座ってみているのもどうか」と高岡がかねて対戦を熱望していた後藤とのマッチメークが実現した。

 高岡は後藤とは境遇が似ているとして、シンパシーを感じていたという。「エンタメという気持ちで見てくれる人はそれはそれでいいかもしれないが、本人たちは一生懸命。ドロップアウトして、同じ芸能界でやってきた。大変な思いをして、過ごしてきた部分は僕は理解できる」と後藤との試合に胸躍らせた。

 後藤も「こんな僕に高岡蒼佑さんがお声がけしていただいたのは、いろんな思いがすごくあるんだなと。このタイミングで試合を受けなかったら二度と高岡さんと交わることはないのかなと」と対戦オファーには驚きながらも快諾したという。

 ともにリングでの戦いは3戦目。高岡は「生きざまとか、ここから先の人生の方が長い。いいきっかけになれば」と魂をぶつける試合をしたいという。

 司会を務めた芸人コンビ「赤字黒字」の大奈も2人が胸に秘める思いに「戦いの中に深い愛みたいなものを感じられるような試合になるんじゃないか」と期待を寄せた。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/266877