【映画】80年代の『何でもあり』感漂う奇想天外な仕事人チームの闘い――春日太一の木曜邦画劇場『必殺! ブラウン館の怪物たち』 [朝一から閉店までφ★]
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春日 太一 2023/06/13
source : 週刊文春 2023年6月15日号
「必殺」は一九七二年に第一作『必殺仕掛人』がテレビ放送され、以降はシリーズとして長く愛されていった。
ただ、その間に内容は大きく変わっている。大まかに言えば、七〇年代はハードなドラマ展開だったのに対して、八〇年代になるとコミカルさを前面に出すようになったのだ。
UFOが飛ぶ。エリマキトカゲが走る。スケボーに乗る。キン肉マンが登場する。――といった具合に、放送当時の流行を次々と取り込んでいく。
映画『必殺! ブラウン館の怪物たち』は、そんな時期の「必殺」の「何でもあり」感を味わえる内容といえる。
主人公はお馴染みの同心・中村主水(もんど/藤田まこと)だ。
今回、彼は京都に出張し、謎の屋敷に潜入するよう幕府に命じられてしまう。そして、新選組、公家、異人などが入り乱れる、幕末の激動へと巻き込まれていく――。
といっても、基本的には気楽に肩の力を抜いて楽しめる作品だ。塩沢とき、兵藤ゆき、高田純次といった当時バラエティ番組で人気の面々に加え、
土方歳三に西川のりお、沖田総司に明石家さんま。お笑い色の強い面々が顔を揃え、何やら楽しげな感じが漂う。
ただ、実は冒頭はスリリングだったりもする。仕事人チームが謎の刺客に襲われる場面が、雷鳴が鳴り響く大雨の中を必殺シリーズ特有の陰影の強い映像で映し出され、
ハードボイルドな迫力に満ちているのだ。主水に非情な命令を下す老中を演じる平幹二朗も、重く引き締める。
だが、そんな平に対して忍者を演じる柏原芳恵が「忍者の面目にかけまして、必ず」と素っ頓狂な高い声で答えるところから、一気に緩む。
その後に主水が潜入する謎の屋敷の住人たちが高田、兵藤、塩沢。三人ともふざけた芝居をしているので、序盤の緊迫感は完全に消え去った。
陰謀を企む異人たちを倒すべく神戸の洋館に乗り込む終盤は、さらに荒唐無稽だ。
ホッケーマスクを被り、自転車をこぎながら襲いかかる異人軍団。その自転車から放たれる花火のような銃砲。対する仕事人チームも、負けてはいない。
特に目覚ましいのが政(村上弘明)で、時に噴水から飛び出したり、時にハンググライダーに乗ったりしながら敵を倒していくのだ。
他にも、順之助(ひかる一平)と加代(鮎川いずみ)が竜(京本政樹)の組紐に引っ張られてプールを自転車に乗ったまま越えたり――と、ひたすら緩い空気の中、奇想天外な闘いが繰り広げられた。
それでも、さんまの殺陣は様になっているし、笑福亭鶴瓶は飄々とした凄みをみせるなど、悪ふざけだけでない魅力もあるので、侮れない。
https://bunshun.jp/articles/-/63446 ラストバトルの相手になる傭兵集団が自転車に乗った外人なのがショボすぎた。
まああの時代なら自転車は最新鋭の乗り物なんだろうけど、見るのは現代人なんだからもっと絵ヅラを考えろよと思った。 視聴率がダダ下がりしてからコメディ路線から激闘編のような再びシリアス路線に変えた これ前にCSでやったとき見たけどツッコミどころしかなくて面白かったな
高田純次とかその辺が最後全員死ぬあたり必殺だなぁって感じだし
ブラウン館とブラウン管がかかってるんだなって
今は液晶とかだからもうつけられないタイトルだよな 神田伯山に彼女が出来ましたツイートを弄られてガキみたいな発狂した人ってイメージ
他には呉座勇一の差別ツイートにイイねを押してた人ってのが俺の中の春日太一のイメージ 現代版必殺仕事人というのもあったな
敵は暴走族で仕事人は忘れたけどで藤田まことがサラリーマンだったっけな?? >>10
企画段階だと曲芸使いの暗殺集団だったらしいね >>17
保険屋。被害者の生命保険が仕事料としてもらえるはずだった 映画ではなく
奇想天外な必殺って言えば
うら殺しだろうなw
アレは仕事人達のキャラも含めて必殺ぽくなかったw
ドラマ当時子供だった俺は市原さんの殺し方見て
道端でしゃがんでる、おばさんに近づくの怖かった記憶があるwww >>20
そもそもあれ仕置料的なものがないからな
(あっても正八、もとい正十がポッケないないしちゃうし) >>19
ありがとう保険屋か
たしか数年前に見たけど暴走族と藤田まこと以外全く覚えてないw >>20
先生(中村敦夫)はソーラーパワーで仮面ライダーブラックRXの如くチート超人に
おばさん(市原悦子)の騙し討ちはリアルすぎ
若(和田アキヲ)はいつもの日常 現代版仕事人は、勇次はピアノ線で暴走族をバイクごと(なぜか上下に分離して上半分だけだが)吊り上げ、秀は走ってるバイクの後部座席をピョンピョン飛び渡りながら目標を仕留めてた >>1
子供心に「恥ずかしい」と思わせてくれた、激烈にスベってる作品。 >>25
確か勇次のところで
「こいつ(三味線糸)に油かロウを染み込ませたら、強くならねえかな?人間を吊り上げられるくれえによ?」
「…さあ、そいつはどうだか」
みたいな会話してたっけ。 鶴瓶にいやんが晒し首になるのは?
TVで観て結構トラウマ
ちなみに組み紐屋も死ぬ 昔から必殺シリーズ好きで観てきた人が「仕事人は面白くなくなった」と感じた要因の全てを極め切った作品ではある
この反動というか危機感で次作があの雰囲気になったのも納得できる 子どもの頃は仕事人が好きで
ブラウン館もひとりで観に行ったんだけど、観たものは大概
覚えているのにこれは全然覚えてない
まずおもしろかったという記憶がない
ただ冒頭の台車に載せたカメラの横移動がかっこよかった
ハングライダーとかサンマとかまったく知らん
ブラウン館どうかBS朝日か松竹東急で放送してくだしゃい ずっと駄作だと思っていたんだけど、最近見直したらすごく良かった
屋敷を守り続けていた人たちが可哀想なんだよね >>28
3作目の話題はこの前スレが立ってたからそこでやった 1番カッコいいのは瓦版屋 小野ヤスシのへのへのもへじだよ♪ 全体的に無茶苦茶破綻しまくって面白味を探すのが難しい作品だか、主水の
「どうせこの世はどっかの馬鹿のせいで滅びるんだ」が、子供心にやけに残ったわ >>27
お互い同時に糸がクビに巻かれて勇次危なかっと記憶してる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています