大阪府の吉村洋文知事（47）と兵庫県の斉藤元彦知事（45）が14日、2025年の大阪・関西万博のPRを兼ねて阪神―オリックス戦（甲子園）の始球式を務め、両チームが優勝した際に「ダブルVパレード」を行うことを両知事が明言した。

　マウンドの両側に2人並んで投球。惜しくもボールが大きく一塁側にそれた吉村知事は「ストライクが投げれてよかったです。ちゃいましたっけ？　でも気持ちよかった」と笑顔を見せ「阪神もオリックスも成績が非常によくて両チームともペナントレースに優勝して日本シリーズができたらいいな、と思って投げました」と健闘を祈った。

　昨秋は日本一になったオリックスの優勝パレードが大阪・御堂筋で実現して約30万人が集まったが、今秋は2球団による合同パレードも現実味を帯びてくる。吉村知事は「それは斉藤知事と話をしていまして、両チーム優勝ならダブルパレードを一緒にやろうと。兵庫と大阪が一緒にできたら面白い」と話し、斉藤知事も「そういうことになれば面白い。期待していてください。やります！」と明言した。

　実現なら間違いなく史上最大規模になり、2025年の万博にも弾みがつくだけに吉村知事は「まずは優勝してもらうのを待っています」と両チームに呼び掛けていた。

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