ジュビロ磐田所属FW後藤啓介は11日、明治安田生命J2リーグ第20節のベガルタ仙台戦でゴール直後に相手サポーターを煽ったことで話題に。試合後のインタビューでゴールパフォーマンスの意図を説明した上で謝罪のコメントを残しているが、仙台サポーターから同選手に対する誹謗中傷メッセージが数多く見られている。

 後藤は2-1で迎えた76分、右サイドからMF鈴木雄斗のクロスに反応。ダイレクトで右足を振りぬくと、シュートは相手選手に当たった上でゴールマウスに吸い込まれた。そしてゴール直後、後藤は仙台サポーターに向かって両手を耳に当てるパフォーマンスを披露。これが挑発行為にあたるとして、一部の仙台サポーターが反発。仙台所属MF遠藤康も後藤のもとに駆け寄って言葉をかけていた。

 同選手は試合後、ゴールパフォーマンスについて言及。DAZN中継のインタビューで「ゴールパフォーマンスについては申し訳ないですけど、前半からベンチで見ていて、ビルドアップしているだけでブーイングしたり、関係ない選手にブーイングするのはサッカーファミリーである以上、やってはいけないと思う」

 「ブーイングに少しイライラしていて『結果で見返してやりたい』と思ってました。でもああいう形でしか自分が表せなかったのが、仙台サポーター、見ていた人には申し訳ないと思います」と述べている。

 しかし仙台サポーターからは「後藤啓介クソガキか」「怪我しろ」「くたばれ」といった批判や誹謗中傷メッセージが。一方、仙台サポーターによる磐田を侮辱するチャントにも批判が集中。「仙台サポーターの民度低い」といった声が上がるなど、両クラブのサポーターやJリーグファンの間で議論が白熱している。

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