6/13(火) 11:02配信

スポーツ報知
19号を放ち、仲間に祝福されるエンゼルス・大谷翔平投手(ロイター)

◆米大リーグ レンジャーズ―エンゼルス(12日・アーリントン=グローブライフフィールド)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)が12日(日本時間13日)、敵地・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、2試合ぶりの一発となる19号同点ソロを放った。19本塁打は、ヤンキース・ジャッジに並び、ア・リーグ本塁打ランキングでトップに立った。

 圧巻の一打だった。1点を追う7回1死走者なしの4打席目。1ストライクから、2番手右腕・アンダーソンの92・9マイル(約149・5キロ)を完璧に捉えた。打球速度114・1マイル(約183・6キロ)で中堅へグングン伸びた打球は飛距離459フィート(約140メートル)で今季最長タイ。打った瞬間バットを投げ捨て、ゆっくりと走り出す確信弾は、衝撃的な一発となった。

 10日の本拠地・マリナーズ戦以来、2試合ぶりの一発となった19号。直近4戦3発と量産体制に入っている。今季最長の9試合連続安打で、得意の6月に入って早くも4発目。絶好調だ。

 チーム68試合目での19本塁打は、162試合のシーズンに換算すると、45・3発ペース。MVPに輝いた21年に放った自己最多46発も視野に入ってきた。

 3打席目までは先発右腕・ダニングと対戦。初回無死一塁の1打席目は、カウント2ボール、1ストライクから低めのチェンジアップを捉え切れず、ボテボテの一ゴロ。3回の2打席目はフルカウントから外角高めのチェンジアップを見極めて四球を選び、トラウトの適時打につなげた。4点を追う5回無死一、三塁の3打席目に左犠飛で2試合ぶりの打点をマーク。チームはその後2点を追加し、1点差に迫っていた。

 この日の試合前に発表されたオールスターのファン投票1次投票の中間結果では、92万4182票を集め、ジャッジ(ヤンキース)、トラウト(エンゼルス)らを抑えてア・リーグトップの得票となった。1次投票でリーグトップの得票数を得ると、2次投票に進むことなく、7月11日(同12日)にシアトル・Tモバイルパークで行われる球宴で3年連続3度目となるスタメン出場が決定。ファンの投票への“御礼弾”ともなった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/12609cd961b3ca279c939428e5f8ba35c2f20e5b

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