午後2時半、ジャニー喜多川氏を乗せた黒塗りの霊柩車が、地下駐車場から雨天の空の下へと姿を現した。
通常、親族などの喪主が座る助手席には、遺影を胸の前に大事に持った滝沢秀明が悲しみをこらえるかのように、うつむきながら静かに座っていた。

「本来なら、姉であるメリー喜多川さんか、ジャニーさんの跡を継ぎ事務所社長に就任すると噂される、姪のジュリー藤島さんがその席に座るのが自然なハズ。
ですが、そこに“血の繋がりの無い”タッキーが座っていたというのは、とても不思議でなりません。
テレビやスポーツ紙などの大手マスコミは排除されていたので、対外的な目を気にしてメリーさんやジュリーさんが、あえて滝沢にそこを譲ったとは考えにくい。
となると、考えられるのは、ジャニーさんが生前に滝沢と『養子縁組』をしていた可能性も否定できないですよ」(芸能プロ関係者)

18年9月に滝沢が芸能界引退しプロデュース業に専念すること発表した際、ジャニー氏は、

「私は驚きとともにうれしくて涙がこぼれそうでした。このような決断をしてくれた滝沢には心より感謝しています」

と喜びにあふれたコメントを出している。

ジャニーズグループの子会社の社長でしかなかった滝沢。葬儀での立ち位置を見ると、ジャニー氏の跡を継ぎ、ジャニーズ帝国に君臨する日は、そう遠くないのかもしれない…。