毎日新聞2023/5/12 19:29
https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/050/168000c

 日本初のプロサッカーリーグとして誕生したJリーグが、1993年5月15日の開幕戦から30周年を迎える。

 当初「オリジナル10」と呼ばれる8府県10クラブでスタートし、空前のサッカーブームを巻き起こした。99年にJ2、2014年にJ3ができ、現在は41都道府県60クラブへと拡大した。

 リーグ誕生以前、日本代表が届かなかったワールドカップ(W杯)には98年フランス大会を皮切りに7大会連続で出場。4大会で16強入りするなどアジア有数の強豪に成長するのを後押しした。

 東京・国立競技場を舞台にヴ川崎(現東京ヴ)―横浜マの開幕戦があったことから、Jリーグは新国立での12日のFC東京―川崎、14日の鹿島―名古屋を「30周年記念スペシャルマッチ」と位置づけた。

 93年の開幕時はJリーグにいなかった両者による12日の試合は、スタジアム上空を飛ぶ約200機のドローン(無人機)による演出や、特殊効果花火の打ち上げなどで盛り上げた。

 「オリジナル10」のチーム同士が対戦する14日は試合前、人気ロックバンド「RADWIMPS」が開幕30周年を記念して制作したアンセム(愛唱歌)を初披露する。【高野裕士】