2023/5/11 14:31

 ジャニーズ事務所に所属していた男性が、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)から性被害を受けていたと記者会見で訴えたことなどを受け、ファンらによる有志の団体「PENLIGHT ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」が11日、東京都内で記者会見し、被害者への謝罪などを求める署名1万6125筆を事務所に郵送したと発表した。

 会は、オンライン署名サイト「Change.org」(チェンジ・ドット・オーグ)で4月19日から、被害者への謝罪に加え、第三者委員会による実態調査や再発防止策の策定などを求める署名を募っていた。

 喜多川氏による性加害疑惑は「週刊文春」が1999年に報道。喜多川氏側は名誉毀損(きそん)にあたるとして出版社を訴えたが、「セクハラに関する記事の重要部分は真実」と認めた高裁判決が04年、最高裁で確定した。約20年たった今年3月、英BBC放送が喜多川氏による性加害疑惑を取り上げたドキュメンタリー動画を配信。4月には元ジャニーズJr.の男性歌手が日本外国特派員協会で記者会見し、性被害を受けたと主張した。【宮崎隆】

https://mainichi.jp/articles/20230511/k00/00m/200/104000c