4/24(月) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL

 平野紫耀(26)、神宮寺勇太(25)、岸優太(27)のKing & Prince(以下、キンプリ)脱退とジャニーズ事務所からの退所が5月22日に迫り、いよいよカウントダウンに入った。

 しかし、“5人のキンプリ”を望むティアラ(キンプリファンの総称)たちの思いは凄まじく、グループ初となるベストアルバム「Mr.5」は19日の発売初日で今年度最高初週売上げ91.6万枚(『オリコンデイリーアルバムランキング』より)を記録。オリジナル・アルバムとして2020年9月発売の「L&」を倍近くも上回る数字に音楽関係者が深い溜息をもたらしている。

 このメンバー3人の脱退と退所の余波は広告業界にも大きな影響を及ぼそうとしている。キンプリのクライアントとして最も有名なのは、2019年から“クリスマス・キャラクター”として契約を結んでいるセブンイレブンが上げられる。「King & Prince×セブンイレブン」限定のケーキやチキン、ワインはもちろんのこと、オリジナルグッズが飛ぶように売れ、全国各地の店舗に貼られたポスターには“即日完売”の文字が毎年のように躍った。これがきっかけとなり、セブン&アイ・ホールディングスの株価はこの4年間で5割増しとなっている。「キンプリの経済効果は計り知れない」と、広告業界内にエポックメーキングな出来事として広がった。

■特に影響が大きい平野紫耀の単独CM

 グループを脱退するメンバーの中でも、特に戦々恐々としていると言われるのが、平野と契約を交わしているクライアントだと言われる。現在平野は「P&G ファブリーズ」「ボシュロム・ジャパン」「キッコーマン」「コーセー」「池田模範堂」の5社と契約。平野の退所後、その時期は定かではないが、いずれも契約解除に向かうとみられている。

「平野と契約しているクライアントが最も危惧しているのはティアラたちの購買意欲の変化です。脱退・退所が発表された後のシングルやアルバムのミリオンヒット続発は、“元サヤに収まって5人のキンプリの継続”を願うティアラの希望が原動力になっていると言われています。クライアントとしてはその強い思いが『平野君じゃなきゃ買わない!』という "反発"に替わることを懸念しています」(広告代理店関係者)

「大好きな平野君がイメキャラだから買うけど、そうじゃなければ……」という理由が圧倒的に多いティアラたちが、一斉に他社製品に鞍替えしてしまう可能性も否定できないというのだ。

「平野単独のCMは、これから『なにわ男子』道枝駿佑(20)や『Snow Man』目黒蓮(26)を中心に移行する話し合いが事務所とクライアントの間で続けられているようですが…」(前出・広告代理店関係者)

 数日前、事務所が5月22日をもってファンクラブの動画全65本を削除すると告知すると、熱狂的なティアラたちからSNSでは《想い出を全て消されるなんて》《お金返して!》という悲痛なコメントが溢れた。新しいイメキャラで売上げが伸ばせればいいが、もし数字を落とすようなことになれば、ひと悶着あることは避けられないだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f757360a1be922312ef3686799e22089b3a3524c