今から21年前のUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)決勝を覚えているだろうか。

ドルトムントを撃破したフェイエノールトが頂点に立ったのだが、このチームには元日本代表MF小野伸二がいた。85分までプレイした小野の輝きを覚えている日本のファンは多いはずだ。

そして当時のフェイエノールトで絶対の点取り屋となっていたのが、元オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイドンクだ。決勝のドルトムント戦でも2ゴールを奪ったファン・ホーイドンクは、大会8ゴールで得点王を獲得。

ファン・ホーイドンクはエールディヴィジの方でも同シーズンに24ゴールを挙げて得点王を獲得しており、当時のフェイエノールトには欠かせぬ選手だった。

あれから21年。今ファン・ホーイドンクの息子シドニー・ファン・ホーイドンクがエールディヴィジで躍動しているのをご存知だろうか。

今季シドニーはセリエAのボローニャからのレンタル移籍でヘーレンフェーンに加入しており、3月に入ってから4試合連続ゴールと爆発。ここまでエールディヴィジで13ゴールを挙げており、得点ランク首位のシャビ・シモンズ(PSV)、タソス・ドゥヴィカス(ユトレヒト)を1点差で追いかけているのだ。

オランダ『Soccernews』もこの勢いのままシドニーが得点王を獲得する可能性があると見ており、親子揃ってのエールディヴィジ得点王も夢ではないか。

23歳のシドニーはまだオランダ代表でのプレイ歴はないが、U-21カテゴリーでは経験がある。父はA代表でも46試合をこなしているが、息子もそれに続けるだろうか。193cmあった父に似てシドニーも190cmとサイズのある大型ストライカーに育っており、さらなるブレイクに期待がかかる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1c2e3212450a738dbe5bcbfe27846c72032ff006