フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに対するブーイングを元フランス代表DFが非難した。

 2日、PSGはホームでリヨンに0―1で敗れ、リーグ戦2連敗を喫した。試合前のメンバー紹介でメッシの名前が呼ばれると、一部サポーターがブーイング。元フランス代表FWティエリ・アンリ氏に続き、これに怒ったのが、元フランス代表DFのエマニュエル・プティ氏だ。

スペインメディア「ムンドデポルティーボ」によると、同氏はフランス「RMCスポーツ」に対し持論を展開した。「メッシへの口笛はサッカーに対する侮辱だ。今すぐクラブから出て行け、レオ」と助言。「メッシがピッチを歩いているという批判をよく耳にする。
しかし、バルサの最高の時代でさえ、メッシは歩いていた。メッシはオーケストラのマエストロ(指揮者)。彼がリードし、彼の周りにいる他の選手たちが努力しなければならないのだ」と、メッシが輝けないのは周囲の選手に責任があると指摘した。

さらに同氏は、カタールW杯で優勝したメッシ擁するアルゼンチンと比較。「アルゼンチンは、レオのために死に、血を捧げる覚悟を持った戦士たちがいることで世界王者になった。PSGの問題は、メッシやネイマールのような選手ではなく、このような選手とどのようにプレーするかを知らなければならない」と言及。
自身が元フランス代表の至宝・MFジネディーヌ・ジダン氏と共にプレーした経験をふまえ「私はジズー(ジダン)に『走って守れ』と言うつもりはなかった。彼がオーケストラをリードできるように、私が走らなければならなかったんだ」とも語った。

 バルセロナ復帰など去就が取り沙汰されているメッシ。周囲から熱い視線が注がれている。

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