3/31(金) 15:56配信 ベースボールキング
https://news.yahoo.co.jp/articles/baeb50bb4176fadec3a33aa1f2f2fbe50212ef44

◆ 大谷は“シフト制限”の恩恵受ける

 メジャーリーグは現地時間30日(日本時間31日)に開幕。今季から導入されたピッチクロック、守備シフトの制限、ベースサイズの拡大といった新ルールも、その是非はさておき早速効果を示したようだ。

 MLB公式サイトによると、昨季の開幕戦の試合時間は平均3時間12分(※延長戦を除く)だったが、今季の開幕戦15試合の平均試合時間は2時間45分。投球間隔の短縮を目的としたピッチクロックが機能し、単純比較で1試合当たり平均27分もの試合時間短縮に成功している。

 守備シフトの制限については、エンゼルスの大谷翔平選手が恩恵を受けた。昨季までは、遊撃手が二塁ベースの右に入り、一・二塁間を3選手で守る“大谷シフト”が常態化していたが、今季は一塁手と二塁手は二塁ベースより右、三塁手と遊撃手は二塁ベースより左にポジションをとることが義務化。アスレチックス戦の4回無死一塁の場面で放った大谷の打球は、昨季まで遊撃手が守っていたであろうコースを抜け、今季初安打となった。

 また、一塁・二塁・三塁ベースのサイズ拡大(一辺15インチ→18インチ)がどれほど影響を与えたかは不明だが、オリオールズがレッドソックス戦でチーム合計5盗塁をマーク。すでにオープン戦ではメジャー全体で盗塁企図数が昨年比40パーセント以上増加しているという結果も伝えられており、メジャーリーグに変化が起ころうとしている。