丸1年ゴールがない上田綺世

 サッカー日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2023でコロンビア代表と対戦し、1-2で敗れている。上田綺世は後半開始から出場するも、得点に絡むことができず。
2019年の代表デビューからゴールがない状況が続いている中で、上田綺世は日本代表に招集し続けるべきなのだろうか。

上田は2019年6月のコパ・アメリカ(南米選手権)でA代表デビューし、同年12月のEAFF E-1サッカー選手権にも出場。この2大会は東京五輪世代中心のメンバー構成で、
上田はそこから2年強、代表から遠ざかった。フルメンバーの日本代表に初めて招集されたのは昨年3月で、それ以降は毎回招集されているがゴールを決められていない。

これまでもチャンスは何度も作っており、コロンビア代表戦でもヘディングでゴールを脅かすシーンがあった。「センターフォワードが点を取れないと言われている中で、点を取るための動きをする」必要性は上田自身も感じている。
「自ら点を取りに行くわがままな動き出し、それくらいやってもいいのかな」と貪欲にゴールを狙う姿勢は忘れていない。

 無得点が続く上田綺世を代表に呼び続けるべきか。その議論を整理する上で、日本代表のセンターフォワードには得点と同じくらい重要なタスクがあることを忘れてはいけない。

ウルグアイ代表戦では上田のポストプレーから伊東純也が倒されてPKを獲得(その後、オンフィールドレビューにより取り消された)しており、得点シーンでは伊東のクロスに対して、上田がニアで潰れる動きがあったからこそ、
ゴールを決めた西村拓真がフリーになっている。コロンビア代表戦の三笘薫のゴールにしても、町野修斗の動きが時間とスペースを生み出している。

 ゴールを決められるに越したことはないが、ゴールがないからと言って外すべきという短絡的な結論を出してはいけない。オリビエ・ジルーがいるからこそフランス代表でキリアン・エムバペが活きるのであり、
数年前のリバプールでもロベルト・フィルミーノがいるからこそ、サディオ・マネとモハメド・サラーが得点を量産できた。得点やアシスト以外の部分も評価しなければ、チームとしては機能しない。

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https://www.footballchannel.jp/2023/03/29/post498089/
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