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パ・順位予想

【スポニチ本紙評論家パ・リーグ順位予想】オリックス&ソフトバンク絶対的2強 日本ハムは18人が最下位
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 30日、新球場のエスコンフィールド北海道で行われる日本ハム―楽天で、23年のプロ野球が開幕する。スポニチ評論家陣24人による順位予想の後編は、パ・リーグ編。予想では昨年ゲーム差なしでリーグ優勝を果たしたオリックスと、涙をのんだソフトバンクの一騎打ちの様相となった。

 【辻発彦氏 補強に成功したソフトバンク優勢】オリックスの開幕投手を務めるかもしれない山下。真っすぐもカーブもフォークもいい。「どれだけピッチャーがいるんだ」と思わせる。山本、宮城、山岡の先発はいいし、宇田川や中継ぎ陣も充実。間違いなくオリックスは優勝候補だが、戦力的にはソフトバンクが優勝と予想する。

 守護神としてオスナを補強し、8回にはモイネロがいる。7回も又吉らに任せられ、7~9回の救援陣へつなぐ戦い方がはっきりしている。先発では藤井も良さそうだし、大関らが頑張れば、メッツに移籍した千賀の穴は埋められる。それに打線は近藤がFAで加入したのが大きいし、昨年は故障で出られなかった栗原も帰ってきた。森が加わったものの吉田(レッドソックス)が抜けたことを考えれば、打線はオリックスを上回るだろう。唯一の不安は故障だが、それをカバーできる選手層の厚さもある。

 3位以下は正直分からない。ただ西武の投手陣は安定している。高橋がいてエンスもいるし、先発に回った平良もばっちり抑えるだろう。ただ外野がまだきっちり決まっていないし、WBCで右手小指を骨折した源田が万全じゃないのはマイナスになる。楽天は左打者が多いところに、中日から阿部が加わったのは大きい。浅村がキャプテンになり期待しているが、昨年も開幕から独走したのに戦い方が安定しなかったのは気になるところだ。

 ロッテは個人的には昨年、西武で11勝14敗と負け越したし「強い」という印象がある。ただ、佐々木朗は成績を残すだろうが、帰ってきた種市も1年目で負担はかけられないし、野手も高部が万全じゃなかったり、苦しいところはある。

 最下位としたが「ひょっとして」と思っているのが日本ハム。加藤貴、上沢、ポンセ、伊藤の投手力は安定しているし、ドラフト2位の金村(富士大)、若い左の根本も面白い。これからという若い選手が多いし、野村や清宮が安定して打ち出せば、面白い存在になるかもしれないと思っている。

 ≪平均値「1.33点」18人が日本ハム最下位≫スポニチ評論家24人によるパ・リーグの順位予想で「平均値」を算出。1位=6点、2位=5点、3位=4点、4位=3点、5位=2点、6位=1点で計算すると「2強」の構図が浮き彫りに。トップはソフトバンクの5.58点。これに迫るのがリーグ2連覇中のオリックスで5.33点だった。1位予想もソフトバンクが15人でオリックスが9人。他球団の1位予想はなかった。日本ハムは18人が最下位と予想。平均値は1.33点だった。

 【張本勲氏 ソフトバンクに近藤加入で戦力はパ屈指】ソフトバンクは千賀が抜けたのは大きいが積極的な補強でカバー。特にWBCでも活躍した近藤の存在は頼りになる。戦力の充実ぶりはリーグ屈指で、他の5球団はどこまで対抗できるか。オリックスも投手力があり中嶋監督の采配にも磨きがかかるが、吉田の穴を埋めるのは一筋縄ではいかない。西武は松井監督の采配に期待。山川の調子次第でさらに上位が狙える。新庄監督2年目の日本ハムは近藤が抜け、今季も戦力的に厳しい。

 【田淵幸一氏、ソフトバンクは近藤×ギータら強力打線】ソフトバンクとオリックスは昨季0ゲーム差と互角。ソフトバンクは千賀、オリックスは吉田が抜けた。山本、宮城らがいるオリックスが投手力は上とみるが、近藤を補強して柳田、栗原らと強力打線を組むソフトバンクがトータルでは上。西武は松井監督の掲げるスピード野球が楽しみ。先発転向の平良も白星を稼ぐはず。ロッテは佐々木朗に15~18勝してほしい。打線がどこまで援護できるか。新球場で迎える日本ハムは戦力的に厳しい。

 【有藤通世氏、ソフトバンクは投打バランス、総合力上】上位3球団の優勝争い。ソフトバンクは近藤、有原、オスナらを補強し充実の陣容。ただ、投手力はオリックス、西武の方が上。投打のバランス、総合力でソフトバンクVと占った。西武は森の抜けた穴を攻守で誰が埋めるか。ロッテはスタートダッシュを決めて勢いに乗りたい。佐々木朗が7、8個、小島が5、6個の貯金をつくれば上位が見える。吉井監督も投手のやりくりは非常に巧み。得点力に難のある打線がどこまでカバーできるか。…
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