発言を切り取られる世の中だからこそ気をつけなくては
2023-03-22 05:52:10

「この女はモンスターだ」片づけを諦めた“こんまり”に批判が殺到…日本の“掃除のカリスマ”がアメリカで攻撃されるワケ | 文春オンライン
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> 1月下旬、「掃除のカリスマ」“こんまり”こと近藤麻理恵氏の「3児が生まれてから家は散らかっている」といった発言がワシントン・ポストで取り上げられた。
> <今までは片付けのプロだったので、常に家の中を片付けておくように頑張っていました。しかし良い意味で、あきらめがついたというか。
> 今、自分にとって大切なのは、家で子供と楽しく過ごすことだと実感しています。>
> 近藤氏の正直でシンプルなこの発言は、アメリカで尋常ではないほどの批判を巻き起こした。

私もこの方の番組を観たことがあるし、本もちょっと買って返してしまった事もあります。
モンスターだと呼ばれているとは知らなかったけど、これはアジア人差別とは違うと思います。
それまで言っていた事をくつがえした事に対する反発でしょ?

例えば、家の外装は赤でなきゃいけないと説得され、家を赤に塗り替えた人々が世界中に多くいたとして、
その発信者が、あー、子供が産まれてちょっと感覚が変わった。
今私のお家は緑色です、と言ったら、”え~~~!”びっくりする人がいるわけでしょ?

彼女の本を買って、番組を観て、まるで宗教のようにこんまりメソッドに従い、
洋服や靴下を全部たたみ直し、彼女の売るオーガナイザーたちを買い、
必死でがんばってきた人々にとっては彼女が”やっぱりやーめた”的な発言をしたことは衝撃でしょ?

だって今までだって2人の子供がいたわけでしょ?
3人目が産まれたからといって片付けは諦めました、と突然言われたらどうですか。たとえそれが本当でも言わなきゃいいんですよ。
ここまで旦那さんの巧みなプロデュースで成功してきましたけど、少々自分勝手なところがあるのではないでしょうか。

私に言わせると、“ときめき”ほど当てにならないものはないです。
その日その物にときめかなかったからって捨てられた洋服や物達はかわいそうです。
今日はときめかなくても、明後日はそれが必要な場合があります。私も(しまった!)と思った時がありました。
ときめきは感情なので今日と明日で気持ちが全く違うということはあり得るのです。

例えばこんまりさんだって自分のお子供達や旦那さんが大好きな日もあれば
(あー、一人で居たい)と思う日もあるでしょう。だからと言って、子供や旦那は捨てられないでしょう?
物は捨てられちゃうのです。彼女の指示によって捨てられた多くの物達。あなた達のご冥福をお祈りします。

物にも気持ちはあるのです。愛されたいという気持ちがあるのです。
ボロボロになるまで履いたスゥエットパンツを、もう直せなくなった時点で
私は”ありがとう、ごめんね”と言いながら涙ながらに捨てますよ。

それから、断捨離を提唱する中年女性。あなたはゴミについて考えていますか。
暮らしをシンプルにする、物を少なくする、というのは確かに大切かもしれません。
しかし、ごみポリ袋をなぜいっぱいになるまで替えないのか、という発言をされた時、私は耳を疑った。
自然のためにはゴミ袋だっていっぱい出すよリは少ない方がいいのです。土に還る成分のゴミ袋を使っているでしょうね?

こんまりさんだけではなく、ブームになるものに飛びつく前に、自分の心と対話しましょう。

私は自分の人生で物を沢山買ってしまいましたが、子供達の世代がそうならないためには、
”これは本当に必要なの? これがないと生きていけない?”と優しく問う、
そして、物が多くなった時の大変さや苦しみをもゆっくり少しずつ教えていく方が、
一気に断捨離の世の中よりも優しい世界になると思います。

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