3/22(水) 19:00配信 STVニュース北海道
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9b5eb4e2700345def3e8a5103d5906a7ee5eb49

土地取引の目安となる基準地価が公表されました。

住宅地の上昇率では、昨年同様、ボールパーク開業に湧く北広島市が全国で首位。

札幌中心部も新幹線延伸に伴い、再開発されている地区が注目されています。

国土交通省がきょう公表した、土地取引の標準価格「地価」。

全国でも住宅地で上昇率が高かったのは…

(石黒記者)「北広島市共栄町です。ボールパークから車で3分」

ボールパーク開業の波及効果として、北広島市では共栄町1丁目が30.0%、美沢3丁目で29.4%など、ボールパーク周辺の住宅地で全国上昇率1位から4位を独占しました。

要因としては、新球場が開業することで雇用の場や定住人口が増えると見込まれていることなどがあげられます。

(北広島市民)「注目されるのはいいんじゃないかなと思います」

(札幌から来た男性)「これだけの施設ができたら上がってくるんじゃないの。まだまだ上がってくるのではないか」

また、北広島駅付近もシャトルバス発着場やホテルなどが整備されるなど需要が期待され、商業地の上昇率でトップに躍り出ました。

一方、再開発が進む札幌市ではー

(百瀬記者)「札幌駅から近く、人通りも交通量も多い」

再開発が進む駅前通りの北4条西4丁目で8.6%、次いで4丁目プラザの跡地が8.1%の上昇率となっています。

これを受けて専門家はー

(北海道不動産鑑定士協会 齋藤武也副会長)「ボールパークと札幌の再開発は、今回の2大キーワードです。要因としては、札幌の土地の供給不足が周辺市町村に及んでいて、かつボールパークというこのくらいのクラスの都市としては珍しい大きなプロジェクト。期待するのは大きい。札幌の都市部に新幹線が来る2030年まで右肩上がりで発展していくのでしょうね」

ウイズコロナのもとで景気が緩やかに持ち直しているなか、道内の地価上昇は今後も続くとみられています。