3/21(火) 12:52配信
中日スポーツ
決勝で激突の米国、ケリーが先発濃厚 韓国プロ野球からの逆輸入右腕 救援陣強力、侍は7回までにリード奪いたい【WBC】

 米国は21日(日本時間22日)の決勝で先発マウンドに送る投手をまだ発表していない。だが、米FM局KTARなどによれば、デローサ監督は「これから相談するが、メリル・ケリー(ダイヤモンドバックス)の日のようだな」と、先発起用を示唆した。

 34歳のケリーは、2015~18年に韓国プロ野球のSKワイバーンズ(現SSGランダーズ)でプレーした『逆輸入右腕』。昨季はDバックスでリーグ最多の33試合に先発し、13勝8敗、防御率3・37をマークした。今大会は16日、1次ラウンドのコロンビア戦に先発し、3イニングを4安打2失点だった。

 直球の球速は150キロ前後と平凡だが、伸びがありフライを打たせて取るタイプ。変化球は、いずれも平均点以上のチェンジアップとカットボール、さらにシンカーが主な武器だ。

 他に、昨季防御率4・53の左腕フリーランド(ロッキーズ)か、同3・23の右腕シンガー(ロイヤルズ)が先発登板する可能性も伝えられているが、いわゆる『第2先発』に回る可能性もある。

 救援陣も強力だ。守護神は通算105セーブのプレスリー(アストロズ)。33セーブを挙げた昨季はワールドシリーズも登板5試合を無失点に抑え、世界一に貢献。今大会も3試合で2セーブ、無失点と隙はない。セットアッパーはウィリアムズ(ブルワーズ)。昨季15セーブ、26ホールド、防御率1・93とフル回転し、今大会も3試合で2ホールド、無失点。7回終了時点で米国にリードされれば、試合をひっくり返すのは難しそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d832ffeee5a583772970072538461b4fc5c39e33