<WBC強化試合:日本8-1阪神>◇6日◇京セラドーム大阪

 阪神岡田彰布監督(65)は「メジャーで8点やから、しゃあないやんか。ええ勉強になったんちゃうか」とプラスにとらえた。

 8失点すべてがメジャーのバットからだった。ヌートバー、吉田に適時打で1点ずつ、大谷には3ラン2発で6打点。指揮官は「大谷に打たれても別にええやんか。(シーズンで)対戦せえへんから」と笑い飛ばした。

 先発才木は大谷に低めフォークをバックスクリーン右にたたき込まれた。「(見逃せば)ボールと思うけどな、フォークな。あれをあそこまで持っていかれるんやから、違うやんか」と、もう驚くしかなかった。

 才木、西純の若手ローテーション候補に加え、中継ぎで期待するドラフト6位左腕富田も登板予定に組み込んだ。「経験やし、いい勉強になるんやから。奮起に変えて頑張ってほしい」と、メジャーとの格の違いを体感できたことが一番の収穫だった。

 中野と湯浅が参加する侍ジャパンにも「調子のいい選手と悪い選手の差をすごく感じた。勝って当たり前というプレッシャーがあると思うが、全員の力で頑張ってほしい」とエールを送った。【石橋隆雄】

日刊スポーツ

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