2023年2月27日 17:03

先日、ある美容外科医が有名YouTuberから取材のオファーを受けたとツイッターで投稿。取材の対価として500万円超の見積もりが提示されたと報告しました。するとこれに他の美容外科医が、“仮面系YouTuber”から同様のオファーがあったと返信。インフルエンサーが自ら病院にアプローチしていることや高額な報酬がネットで話題となりました。


高須医師が“仮面系YouTuber”の正体を明かす

2月27日、この件に以前も言及していた高須クリニックの「高須幹弥」(登録者数48万人)がYouTubeを更新し、“仮面系YouTuber”の正体が判明したと報告しました。

高須医師が高須クリニックの医師や他院の医師に同様のオファーがあったか尋ねたところ、仮面系YouTuberが多数のクリニックに同様のメッセージを送っていたこと分かったのだとか。

某仮面系YouTuberって、もう本当に日本全国のいろんな美容外科の先生に片っ端に同じようなダイレクトメッセージ、案件依頼のメッセージをね、送ってたんですよ
「500万円~で整形案件受けますよ」という文面もほぼ一緒だったそうです。

本物の“ウタエルの偽物”だった

では仮面系YouTuberが誰なのか、高須医師は、自身が予想していたYouTuberの名前をいくつか挙げた後に、替え歌系YouTuberの「ウタエル」(同54万人)の名を挙げると、「ウタエルではなかったんですよ」といかにも驚いたとふうにコメントします。

じゃあ誰かっていうとですね、結構昔からやってる、あの有名なね、あのウタエルの偽物の仮面系YouTuberだったんですよ。あの人なんですよ。まさに
DMを送ってきたのがインフルエンサーを騙る人物の可能性もあるため、送信元を確認したところ、本物だったとのこと。高須医師は「本物のウタエルの偽物だったんですよ」とニヤケ顔で語ります。

高須医師は名前こそ出していませんが、「ウタエルの偽物」とは「ラファエル」(同179万人)を指すのは間違いありません。

昔からこの「ウタエルの偽物」が大好きだったという高須医師は、このYouTuberが広告収入の激減や事務所の引っ越しを報告していることから「YouTubeの運営的には赤字なんじゃないですかね」と推測。

だからああいうメールを片っ端に送ってるいう感じで、本当に苦しいんだろうなって思いましたね
と語ります。

喋るだけで数字を取れるYouTuberが生き残る
過激路線のYouTuberは経費がかかる上、過激なことに見慣れた視聴者により過激なコンテンツを提供しなければならず、自分の首を絞め続けることになると述べる高須医師。ひろゆきやホリエモンの名を挙げると「最終的に生き残るYouTuberって、ただ喋るだけで再生回数取れる人なんだなって思いましたね」と語りました。

高須医師が今回の件で一番悲しかったというのが、仮面系YouTuberから自分に連絡がなかったこと。高須医師は、整形の案件は医療広告のガイドライン上グレーな上、患者を騙すことになるため、ほとんど断っているそうですが、その話を知った上ならともかく、「普通に嫌われてたら悲しいな」とコメントしています。

https://yutura.net/news/archives/90709
https://youtu.be/R1jJk6Pztxg