1/29(日) 13:30 THE DIGEST
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 現地時間1月28日(日本時間29日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地TDガーデンでボストン・セルティックスと激突。オーバータイムにもつれた大激戦を121-125を落とし、ロード5連戦は黒星スタートとなった。

 両軍の先発は、レイカーズがデニス・シュルーダー、パトリック・ベバリー、トロイ・ブラウンJr.、レブロン・ジェームズ、トーマス・ブライアントの5人。対するセルティックスはデリック・ホワイト、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタム、グラント・ウィリアムズ、アル・ホーフォードがスターティングラインナップに並んだ。

 1月24~28日にリーグで行なわれた“ライバルウィーク”のラストを飾るにふさわしく、試合は序盤から互いに一歩も譲らない互角の展開に。27-28で迎えた第2クォーター、レイカーズは開始から3分半の間得点が止まり、9点のビハインドを背負ったものの、そこから11-0のランを仕掛け一気に逆転に成功。その後さらに点差を拡げ、54-48と6点リードで前半を終える。
 
 第3クォーター、セルティックスは開始からわずか1分半で同点に追いつくも、レイカーズが11-0の猛攻で再びリードを奪取。しかしセルティックスもリーグ首位の底力を見せつけ、残り2分15秒にマルコム・ブログドンの3ポイントで逆転に成功。その後はラッセル・ウエストブルックとテイタムが躍動しリードを奪い合うと、最後は八村塁が速攻からダンクを決め、81-81のタイスコアでラスト12分に突入する。

 運命の第4クォーター、終盤の勝負所でベバリーが躍動。1点ビハインドの残り51.7秒に逆転の3ポイントを沈めたのち、同点の18.6秒には自身3シーズンぶりとなるダンクをプットバックで叩き込む。しかし残り4.1秒にブラウンの得点で再びタイスコアに持ち込むと、勝ち越しを狙ったレブロンのレイアップはレフェリーのコールに泣かされ、試合はオーバータイムにもつれ込んだ。

 延長ではブラウンの連続得点などでセルティックスがリードを奪うと、レイカーズもレブロンやウエストブルックを中心に追いすがるも一歩及ばず。同点14回、リードチェンジ18回という激戦はセルティックスに軍配が上がった。

 レイカーズ加入2試合目となった八村塁は、第1クォーター残り3分43秒にレブロンとの交代でコートイン。残り1分53秒、ブラウンを押し込んでリム周辺でポジションを取り、ラッセル・ウエストブルックからのパスを受けると、複数のディフェンダーに囲まれながらも力強くゴール下を決め切り初得点をマークする。

 第2クォーターは残り8分24秒、トランジションからリバースレイアップを成功。開始からゴールがなかったチームの初得点をマークし、11-0のランの火付け役となる。ただ、その後もレブロンのスラムダンクをお膳立てする好アシストを記録した場面もあったが、前半はショットが不発。フィールドゴール2/6で4得点にとどまった。

 後半は第3クォーター残り3分21秒に起用されると、2点ビハインドの残り0.3秒、トランジションから同点に追いつくワンハンドダンクを叩き込む。そのまま第4クォーター残り6分58秒まで起用され、いったんベンチに下がった残り3分7秒に再び登場。クロージングラインナップとして奮闘するも、延長では出番がなかった。
 
 最終的なスタッツは、23分40秒のプレータイムで6得点(フィールドゴール3/8、3ポイント0/4)、4リバウンド、1アシスト。この日はアウトサイドシュートに精彩を欠き、1桁得点にとどまった。

 レイカーズの次戦は1月30日、敵地バークレイズ・センタ―で渡邊雄太が在籍するブルックリン・ネッツと対戦する。八村が“レイカー”となって初の日本人対決、はたしてどちらが制するのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部