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2023/01/29 09:51

欧州最大規模の漫画の祭典、第50回アングレーム国際漫画祭の授賞式が28日、フランス南西部アングレームで開かれ、人気漫画「進撃の巨人」の作者、諫山創さんが第50回を記念した特別賞を受賞した。

また「男組」の作画などで知られ、劇画家とも呼ばれる池上遼一さんと「富江」シリーズなどホラー漫画を手がけてきた伊藤潤二さんが特別栄誉賞を受賞した。

フランスのメディアによると、諫山さんは現地で受賞後、出身地の大分県日田市に進撃の巨人の「ミュージアム」があることに触れ「このトロフィーを展示する」と明言した。今回の漫画祭で行われた自身の作品の展覧会は「素晴らしく、感動した」として感謝の言葉を述べた。

ほかに押見修造さんの「血の轍」第11巻が「連続作品賞」、故坂口尚さんの「石の花」が「遺産賞」を受賞した。

26〜29日の期間中、諫山、池上、伊藤3氏の講習会や展覧会が開かれ、多数のファンが集まった。地元メディアはフランスでも人気の高い日本の漫画が集客に大きく寄与したことから「漫画の成功がアングレームでBD(バンド・デシネ=フランス語圏の漫画)界を圧倒した」と伝えた。(共同)

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