ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが、アトレティコ・マドリードからチェルシーに期限付き移籍した。11日に両クラブが公式サイトで発表した。

 期限付き移籍期間は2023年6月30日までとなり、買い取りオプションなどは付随していない。また、J・フェリックスは移籍と同時に、アトレティコ・マドリードとの契約を2027年6月30日まで延長している。なお、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、チェルシーは1100万ユーロ(約15.6億円)のレンタル料をアトレティコ・マドリードに支払うようだ。

 現在23歳のJ・フェリックスは、ベンフィカの下部組織出身。同クラブで頭角を表し、2019年夏に1億2000万ユーロ(約170億円)の移籍金でアトレティコ・マドリードに完全移籍した。加入後は、ラ・リーガ通算96試合に出場し、25ゴール14アシストを記録している。しかし、ディエゴ・シメオネ監督の下ではポテンシャルを完全に発揮できておらず、起用法に不満を抱いているとも報じられていた。

 FIFAワールドカップカタール2022で4試合に出場したアタッカーは、チェルシーのクラブ公式サイトを通じてコメント。「チェルシーは世界で最も素晴らしいチームの一つで、チームの目標達成に貢献できればと思っている。ここに来ることができてとてもとても嬉しいし、スタンフォード・ブリッジでプレーできることがとても楽しみだ」と意気込みを示した。

 チェルシーにとっては、コートジボワール代表FWダヴィド・ダトロ・フォファナ、フランス代表DFブノワ・バジアシーレ、U−20ブラジル代表MFアンドレイ・サントスに続き、今冬4人目の補強となる。J・フェリックスは果たして、低迷するチェルシーの起爆剤となれるのだろうか。

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