1/5(木) 22:40配信 日テレNEWS

音楽家の坂本龍一さん(70)が、是枝裕和監督(60)の新作映画で音楽を担当。書き下ろし楽曲を提供することが発表されました。

坂本さんが音楽を担当するのは、映画『万引き家族』などで知られる是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二さんがタッグを組んだ映画『怪物』(6月2日公開)です。

是枝監督は、「長年の念願が叶ってようやくコラボレーションが実現しました。撮影中も編集中もホテルの部屋で坂本さんの音楽をかけながら作業をしていたので正直お引き受け頂けなかったら途方に暮れていたと思います。歓喜、しています」とコメント。

一方、現在がんで闘病中の坂本さんは、「今回残念ながらスコア全体をお引き受けする体力はなかった。監督からのたってのご所望でピアノ曲2曲を提出した。(坂本さんの)新しいアルバム『12』からの曲や、古い曲を使って全体を構成してくださった」とオファーを受けた経緯を明かしました。

また、坂本さんは『怪物』というテーマについて「怪物と言われると誰が怪物なんだと探し回ってしまうんだが、それはうまくいかない。誰が怪物かというのはとても難しい問いで、その難しい問いをこの映画は投げかけている。さて、その難解なテーマの映画にどんな音楽をつければいいのだろう。救いは子供たちの生の気持ち。それに導かれて指がピアノの上を動いた。正解はない。」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/955e6dd2e1b3d2de468a38ee32f20f6f1e5399fc