年齢詐称疑惑が浮上していたカメルーンサッカー界。年齢のチェックを行った結果、とんでもない結果が出てしまったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。

カメルーンサッカー連盟(Fecafoot)バルセロナやインテルなどでプレーし、カメルーン代表としても活躍したFWサミュエル・エトー氏が現在は会長を務めている。
そんな中、12月28日に声明を発表。U-17カメルーン代表の選手30名のうち21名が年齢詐称をしていたことが発覚していた。

かつてはよく聞いた話ではあるが、この時代においても年齢詐称があり、それもチームの7割の選手が詐称していたというから大問題となった。
エトー会長がこの年齢チェックの検査を支持しており、事前に発覚したことになったが、新たに11名の選手も検査。
その結果、全員が不合格となり、チームが組めない状態となっているようだ。
U-17ネーションズカップに出場するために組まれたチームは、コンゴ、チャド、DRコンゴ、中央アフリカとの予選を行い、4月に行われる大会の出場を目指すところだった。
エトー氏は、「過去にカメルーンサッカー界のイメージを損ねた国民の記録の改ざんを終わらせる」として厳格にチェックを行ったとし、
「全ての関係者、特に指導者に対し、カテゴリー別の年齢が尊重されることを保証するように要請する」と、厳しく見ていくことを伝えたという。

これまで、アフリカの世代別代表では、多くのオーバーエイジの選手が起用されるということが問題視されていた。
国際サッカー連盟(FIFA)は、2009年のU-17ワールドカップで、MRI検査による年齢チェックを実施。

手首をスキャンし、骨格がどの程度成長しているのかを確認するというものだという。
2017年には、カメルーン代表で14選手が不合格となり、U-17アフリカネーションズカップの出場が消滅していた。

1/5(木) 22:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/37052534b5287772967abef835306e15d632f16d