2023冬アニメ、3つの傾向とは? 「なろう発」のアニメが驚愕の14本!


 毎年、冬と夏クールと言えば、放送されるアニメの作品数が少なめとなるシーズンです。しかし間もなく始まる2023年冬は新作が70本以上! 秋に続いて、アニメ視聴が充実しそうです。

 今回は現段階で分かる情報から、2023年冬アニメの傾向と注目作を3つご紹介。こちらを参考に、2023年のアニメ始めをどうするか考えてみましょう。

●アニメファンなら「鉄板」な続編が多数

『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』や『モブサイコ100』をはじめ、2022年の秋アニメは有名原作アニメの続編が多く存在ました。それに比べるとやや地味かもしれませんが、冬アニメはアニメファンなら確実に楽しいと確信できる、言わば「鉄板」な作品はそろっています。

 その筆頭は、ヴァイキングが暴虐の限りを尽くす時代に生きる、最強と謳われた戦士の息子トルフィンが主人公の『ヴィンランド・サガ』の続編でしょう。2019年下半期に放送されたSEASON1はとても評価が高かったですが、1月から始まるSEASON2はMAPPAによる制作に変更してどう変化するか注目です。

 ほかにも『イジらないで、長瀞さん』、『吸血鬼すぐ死ぬ』、『虚構推理』、『KJファイル』、『進化の実~知らないうちに勝ち組人生~』、『魔王学院の不適合者』など前作がアニメファンに受けた作品の続編は多数。未見の人は今から予習をしてもいいかもしれません。

●「なろう発」アニメがかつてないほど多い!

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた作品を原作とするアニメは、2013年の『ログ・ホライズン』以来どんどん増えています。2022年にはついに年間20本を超え、それぞれに個性を発揮しました。

 しかし2023年は冬クールだけで14本! ここまで多いシーズンはおそらく史上初めて。なかでも異世界グルメものの『とんでもスキルで異世界放浪メシ』は原作人気が高く、またMAPPAによる制作ということで期待作のひとつと言えるでしょう。

●オリジナルアニメも期待できそう

 2023年の冬はオリジナルアニメも面白そうなものがあります。特に注目したいのは、旭プロダクションとDMM.comによる『アルスの巨獣』です。巨獣がはびこる世界が舞台のバトルファンタジーのようですが、第1弾PVのクオリティや雰囲気が素晴らしく、ネクストブレイク候補の女性声優・羊宮妃那さんがヒロイン役ということで気になっているアニメファンもいるのではないでしょうか。

 そのほかにも「賭ケグルイ」シリーズの河本ほむらさんらが原作を担当する『HIGH CARD』や『魔法少女まどか☆マギカ』などで知られる虚淵玄さんが原案やシリーズ構成を務める『REVENGER』などは、特にシナリオが期待できそうです。

 事前情報からはこうした傾向が読み取れた2023年冬アニメ。しかし始まってみたら意外な作品がブレイクしたり、逆に期待とは裏腹に……といったりすることも多々あるのが毎クールの恒例です。

 どんな作品と出会えるか期待を膨らませながら、2023年のアニメをチェックしてみましょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4d72a18c907e994a67ddf142dff2bf67c87114c1