【AFP=時事】米俳優アンバー・ハード(Amber Heard)さんが元夫の米俳優ジョニー・デップ(Johnny Depp)さんから名誉毀損(きそん)で訴えられ、巨額の損害賠償支払いを命じられていた裁判で、ハードさんは19日、控訴を取り下げ和解するという「非常に困難な」決断に至ったと表明した。

 ハードさんはインスタグラム(Instagram)への投稿で、再び裁判に臨むことは「耐えられない」ため、和解を決めたと説明。裁判では自身の証言が保護されず「娯楽とソーシャルメディアのエサとなった」として、米司法制度への失望を表明した。和解により「自分が同意できる条件」で裁判を終えることができるとしたが、和解の条件は明らかにしなかった。

 デップさんのドメスティックバイオレンス(DV)疑惑をめぐり米バージニア州の裁判所で1か月半に及び繰り広げられた裁判では、双方が相手側による名誉毀損を主張。陪審は6月の評決で、両者に名誉毀損行為があったと認めつつも、デップさん側を強く支持し、ハードさんに1035万ドル(約14億円)、デップさんに200万ドル(約2億7000万円)の損害賠償支払いを命じていた。【翻訳編集】 AFPBB News

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