【FIFAワールドカップ】決勝トーナメント1回戦で日本にPK戦の末勝利しベスト8入りしたクロアチアのズラトコ・ダリッチ監督が、森保ジャパンをグサリと刺した。

 クロアチアメディア「インデックス」によると、同監督は「これは歴史的な結果。私たちは良いプレーをし、戦ったと思います。世界のトップ8の代表チームの一つであることは素晴らしい結果」と喜んだ。

 日本に失点を許したが、同点に追いつき、PKで試合を制した。「選手たちは、ドイツとスペインを破った相手に対して素晴らしい試合をした」とイレブンを称賛。

 一方で「日本人は私たちを過小評価していたが、それは彼らの間違い。彼らは私たちに対して簡単だと思っていたようだ。クロアチア人を決して過小評価しないでください」とナメんなよ、と言わんばかりに強気に語った。
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【アルワクラ(カタール)5日】FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表(FIFAランキング24位)はクロアチア代表(同12位)にPK戦の末に敗れ、史上初のベスト8進出はならなかった。

試合後、勝利したクロアチアのダリッチ監督が公式会見に出席し、PK戦など試合を振り返った。《下に続く》

主な一問一答は以下のとおり。

-勝利したが

「さまざまな問題に直面した。試合をコントロールしようとしたが。後半はより安定し、さまざまなやり方を試した。個性も出した。日本がクロアチアを甘く見ていたかもしれないが、国民性として最後まで粘り強く戦う。経験ある選手と若い選手が融合している。GKリバコビッチはすばらしかった」

-GKについて

「昨日の練習でPKの練習をした。そしてすばらしいセーブを彼は練習でも見せてくれていた。今日PKにいったときに、彼を信じていたし、自信があった」

-また決勝にいけるか

「ボール支配率も後半で巻き返した。後半は我々が勝ち進んでいけることが証明できたと思う。先に進む権利がある。W杯はすばらしいチーム、選手が参加している。対戦相手は明日わかるが、諦めずに戦い続けて夢を達成したい」

-前回大会でMFモドリッチが「我々の世代は独立戦争を知っている。最後まで戦うことを知っている」と言っていた。

「もし選べるなら韓国を対戦相手にしたいが、ブラジルがくるのであればベストを尽くす。粘り強く、諦めず、熟考する世代。さまざまな痛みを体験した世代。クロアチアの選手は誇りを持ち、明日を信じている。W杯ロシア大会を経験した選手と、18人の新しい選手がいる。ロシアでも歴史をつくった。そしてまた新しいチャンスがきている。小国だが、決してクロアチアを甘く見るな」

-日本について

「1番危険なのはボールを失うことだと分かっていた。失うと素早く仕掛けてくる。4人の選手がいたが、戦うのに成功した。短いパスもたくさんあった。日本の選手のミスを誘う戦い方をした。ただ、日本は素晴らしいチーム。森保もすばらしい監督。ドイツ、スペインを破ってきた。祝福するべきだ」

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