サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本は5日、決勝トーナメント1回戦でクロアチアにPK戦の末に敗れ、初の8強入りはならなかった。鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)は「言葉で表すのが難しい。何ていう表現が正しいのか分からない感じ」と複雑な心境を明かした。主なコメントは次の通り。

 ◇目に見える結果、ほしかった

 ――試合を終えて。

 ◆言葉で表すのが難しい。すごい悲しいし、なかなか何ていう表現が正しいのか、分からないような感じ。

 ――自身のW杯4試合を振り返って。

 ◆最低限やるべきことはやったと思いますけど、僕の期待値的には間違いなく得点は取ってほしかった選手だと思う。できなかったというのは、間違いなく自分の実力不足。走行距離が多いとか、プレスに行っている回数とか、それは正直いつも通り。自分にとって最低限の部分だったと思うし、プラスアルファが求められる。何か目に見える結果っていうのはほしかった。

 ――言い表せない感情とは。

 ◆もちろん選手なので120分間ピッチに居続けたかったですし、PKも蹴りたかった。外からああいう状況を見て、やっぱり(PKを)蹴れないっていうのは自分が責任を取れないし、外で見ているっていうのは本当に無力。ピッチの上に立ち続けたかったなっていう気持ちはあります。

 ――日本代表でプレーすることへの思い。

 ◆国を背負って戦う意味っていうのは、今回のW杯で本当に自分自身初めて知れた。この次の大会はもっと責任感を持って自分が引っ張っていきたいと思っている。自分が本当にいいクラブでやって、しっかり試合に出て、また日本選手の価値を高めたい。なのでクラブに戻って、また頑張っていきたいなと思います。

毎日新聞

https://news.yahoo.co.jp/articles/fd53bb63dc2642462768a36ac5f6c707d28ecd0a