サッカーのW杯カタール大会に出場している日本代表の堂安律(フライブルク)が29日、スペインとの1次リーグ最終戦に向けたオンライン取材に応じ、「自分たちが招いた状況ではあるが最高の状況。この“おいしい“状況を日本国民なら見てくれると思うので、期待に応えたい。ここで燃えない男はこのメンバーにいない。ここで縮こまっている人間はいない」と決意をにじませた。

 W杯優勝経験国に対して、勝てば2位以内が確定し、無条件で2大会連続4度目の決勝トーナメント進出が決まるが、敗れれば1次リーグ敗退となる状況に追い込まれた。以前「逆境大好き人間」とSNSに投稿していた堂安は「これを楽しめるかどうか分からないが、結果が出た時に、批判してくれている方も全員で喜んでいるイメージはできている」と勝利だけを見据えた。

 堂安は第1戦のドイツ戦に途中出場し、0-1の後半30分に同点ゴールを決めた。だが、第2戦のコスタリカ戦は先発したものの見せ場なく終わった。東京五輪では準決勝で0-0の延長戦の末、1点を許し敗れた相手。「彼らのスタイルは分かっている。(東京五輪で追い詰めたことで)逆に自信にもなった」と振り返り、リベンジを誓った。

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