サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)のFC大阪は20日、ホームタウンの東大阪市の花園ラグビー場でMIOびわこ滋賀と対戦した最終戦で1万2183人の入場者を集め、Jリーグ入会条件を満たして来季J3参入が決まった。
JFL4位以内の成績と施設面の条件はクリアしていたが、ホーム1試合平均入場者数(2000人)が足らず、この試合で3732人の観客が必要だった。

 大阪府に拠点を置くJリーグチームはガ大阪、セ大阪に続いて三つ目。試合は1―1で引き分けて2位が確定した。

 入場者要件をクリアするためチームはこの試合に向け、宣伝に奔走した。
サッカーファン以外にも関心を持ってもらおうと、選手は練習後に商店街などでビラを配った。
プロ野球の阪神などで活躍し今季限りで引退した糸井嘉男さんやラグビー元日本代表の大畑大介さん、アイドルグループ櫻坂46の元メンバーでファッションモデルの渡辺梨加さんらを招いたトークショーを企画。懸命な集客策が実った。

 近藤祐輔社長は「大阪市や東大阪市をはじめ、いろいろな方たちに動いていただいたおかげ」と感謝の言葉を述べた。
主将のDF坂本修佑は「一段とレベルアップして来シーズンに臨みたい」とJリーグでの活躍を誓った。【吉見裕都】

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11/20(日) 毎日新聞