2022/11/07 04:43

米国競馬の祭典、ブリーダーズCの諸競走が5日(日本時間6日)、ケンタッキー州キーンランド競馬場で行われた。

BCフィリー&メアスプリント(GⅠ、3歳以上牝馬、ダート1400メートル、12頭)に参戦したチェーンオブラブ(美浦・小笠倫弘厩舎、5歳)は、ウィリアム・ビュイック騎手を背に後方から馬群の内を回って進出したが、ラストは伸びきれずに10着に終わった。「自らいいポジションを取ってくれました。粘土質のダートのキックバックがこたえたようでしたが、最後まで頑張ってくれました」とビュイック騎手。小笠調教師は「10着という結果は残念でしたが、全力を出し切ってくれたと思います」と話し、このレースで引退、このまま米国で繁殖入りすることを明らかにした。

勝ったのは、アイラッド・オルティスジュニア騎乗で1番人気のグッドナイトオリーブ(米=チャド・ブラウン厩舎、4歳、父ゴーストザッパー)で、GⅠはバレリーナHに次ぐ2勝目。

BCクラシック(GⅠ、3歳以上、ダート2000メートル、8頭)は、フラヴィアン・プラ騎乗で断然人気に支持されたフライトライン(米=ジョン・サドラー厩舎、牡4歳、父タピット)が後続に8馬身1/4差をつける圧勝。世界ランク1位の実力を見せつけ、デビューからの連勝を6、GⅠの連勝を4に伸ばした。

BCターフ(GⅠ、3歳以上、芝2400メートル、13頭)は、ジェームズ・ドイル騎乗で4番人気の英国調教馬レベルスロマンス(チャーリー・アップルビー、騸4歳、父ドバウィ)が完勝。ドイツのベルリン大賞、オイロパ賞に次ぐGⅠ・3連勝を果たした。

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