2022年11月03日 13:14 野球
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 ワールドシリーズの第4戦が2日にフィラデルフィア(ペンシルベニア州)で行われ、アストロズがフィリーズを5―0で下して2勝2敗。先発のクリスチャン・ハビアー(25)が6回を無安打、2四球、9奪三振と好投を見せれば、それぞれ1イニングずつを投げた2番手のブライアン・アブレイユ(25)、3番手のラファエル・モンテーロ(32)、抑えのライアン・プレスリー(33)も無安打で切り抜け、ワールドシリーズでは初めての継投によるノーヒッターを完成させた。

 ワールドシリーズでのノーヒッターは1956年10月8日の第5戦で、ヤンキースのドン・ラーセン(当時27歳)がドジャースを相手に完全試合を達成して以来、66年ぶり。プレーオフ全体でのノーヒッターは2010年のナ・リーグ地区シリーズ第1戦で、フィリーズのロイ・ハラデー(2017年に飛行機事故のため40歳で死去)がレッズ戦で記録して以来、12年ぶりだが、そのときの球場もこの日と同じフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークだった。

 またアストロズは6月26日のヤンキース戦でも3投手の継投でノーヒッターを達成しているが、そのときの先発もハビアーだった。

 アストロズは5回にアレックス・ブレグマン(28)のタイムリー二塁打など5安打と押し出しの死球などで5点。フィリーズは前日の第3戦でシリーズ・タイ記録となる5本の本塁打を放って7―0で勝っていたが、第4戦では打線が完全に沈黙してしまった。