10/25(火) 15:09配信 毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/d796ded2a9b06b0b2b452d816009a56c38674166

 米アップルは25日までに、米国や日本で音楽や動画配信などの定額利用サービス料金を月100~300円値上げした。米メディアによると、アーティストに払う楽曲使用料の引き上げや、作品数の拡充に伴う費用増を理由としている。

 国内では、動画配信の「アップルTV+(プラス)」について、月額600円から900円に値上げ。音楽配信の「アップルミュージック」は個人向けが同980円から1080円に、家族向けが同1480円から1680円に引き上げられた。学生向けは同580円に据え置いた。

 音楽、動画のほかクラウドやゲームもまとめて利用できる「アップルワン」は、個人向けが同1100円から1200円に、家族向けが同1850円から1980円になる。

 音楽や動画の配信サービスは新型コロナウイルス下の巣ごもり需要で成長したが、サービス乱立による競争激化や、物価上昇で人々が節約志向になってきたことで、各社伸びが鈍化してきている。

 動画配信サービスのライバルである米ネットフリックスは、広告付きで月額790円という低価格プランを11月から開始すると発表している。米ウォルト・ディズニーの「ディズニー+」も同様に広告付き低価格プラン導入を準備している。【加藤美穂子】