2022年10月24日 07:10 野球
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 【ナ・リーグ パドレス3ー4フィリーズ ( 2022年10月23日 フィラデルフィア )】 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が23日(日本時間24日)、フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、7回途中4安打2失点。1点リードの中、勝利投手の権利を持って降板したが、後続が逆転を許してチームも敗れた。敗れれば1年が終わる運命のマウンドで粘りの投球を見せたが、チームは崖っぷちで踏みとどまることはできなかった。

 敗れれば1年が終わる運命のマウンド。強打のフィリーズ打線を相手に、初回から全力で腕を振った。先頭のシュワーバーに四球を与えたものの、ホスキンスを三ゴロ併殺打、リアルミュートを見逃し三振に仕留め無失点。2回も先頭のハーパーに左前打を許したが、続くカステラノスを遊ゴロ併殺打に打ち取るなど、無失点を続けた。

 しかし、3回。2死からシュワーバーに四球、盗塁を許すと、続くホスキンスに左越え2ランを浴び、2点を先制された。

 4回の攻撃、ここまでフ軍先発のウィーラーに無安打に抑えられていたが、ソトが右中間へのソロ本塁打。1点差に詰め寄ると、迎えた4、5回は走者を出しながらも得点を与えず、6回はこの試合初の3者凡退に抑えた。

 時折雨脚が強くなる中での粘投。1点を追う打線が7回にベルの適時二塁打、相手の連続バッテリーエラーなどで逆転し、試合をひっくり返すと、直後のマウンド、先頭のストットに二塁打を許したところで降板。マウンドをスアレスに託した。

 しかし、8回にスアレスが主砲・ハーパーに逆転2ランを許し、ダルビッシュの白星が消滅。チームもそのまま敗れた。

 チームの柱としての存在感を十分に示し、年間を通じてマウンドに立ち続けたダルビッシュだったが、2022年は悔しい形で幕を閉じた。